近年エゾシカやヒグマが大都市の街中に出没する。
なかにはヒグマが人を襲い重症を負わせたこともあった。
出現数が多く危険な状況なので、共存のための駆除はやむを得ない。
では、どうするか。
各自治体とも、ハンターが高齢化して即応体制が困難となっている。
そこで陸自の出番となる。
陸自は、以前、道内のトド駆除を実施している。
残念ながら、沖合の岩礁のトドに砲撃したのだが、トドは素早く海中に逃れ“戦果”は無かった。
だが、銃撃以上の砲撃まで実施したところに意味がある。
さて、昨今のヒグマ生息状況からして、陸自には大いに期待したい。
しかしながら、昼間の駆除はベテランハンターが捜索しても困難なものだ。
確実なのは、夜間のドローンによる赤外線捜索だ。
発見次第、狙撃手の赤外線スコープによる銃撃を行う。
しかしながら、熊の出没中の地域で当該地区に人が入るのは、昼夜ともに制限があるのは致し方ない。
特に夜間の立ち入り制限は、実施しやすいともいえる。
また、駆除の効率からしても赤外線スコープ射撃は絶大だ。
仕留めた対象個体の回収は、翌日の昼間に行う。
回収はヘリに吊り下げ移動するが、実施困難な場合は放置も認めることとする。
夜間駆除は、対象範囲内に一般人が入るのを制限しやすいことから安全なのだ。
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