今日は、豊田有恒の“歴史改変SF” 『モンゴルの残光』を取り上げたい。
モンゴル帝国が800年余り続いた架空の世界を描いた。
黄色人種が世界を支配し、白色人種が支配されている。
その中で反体制秘密結社の白人がタイムマシンで過去に遡り、歴史の流れを変える。
改変された世界は、白色人種と黄色人種が入れ替わっただけで、圧制が蔓延する世界だった。
掛け値なしに、大変面白い小説だ。
さて、著者の豊田有恒はSF作家として、名を成したとともに、コリアウォッチャーとしても大家である。
いまでこそ、殆どのテレビ・新聞等の報道界は韓国に著しくも見苦しく偏向しているが、1970年代は、本邦出版報道界は朝日岩波を筆頭に、韓国を独裁政権と断定していた。
その中にあって、1978年に出版された『韓国の挑戦』は極めて韓国に好意的だった。
ただし、我が国知識人によくある「無条件礼賛」が鼻についた。
これは、司馬遼太郎とよく似ていて、司馬は朝鮮文人を過剰評価していた。
ついでながら申し添えるが、司馬はまた、陸軍を嫌う対極として盲目的に海軍を礼賛するという、歴史を扱う者としては、大いに疑問を持たざるを得ない人物だった。
話を戻そう。
豊田は、韓国の実相に目覚めたのか嫌鮮に転向し、冷静に朝鮮族を見て久しい。
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