退職後、悠々自適の隠居生活に入るのは理想だが、なかなかそうはいかない。
そこで株等の投資を始める者も少なくない。
だが、小生の周りに限れば、損切しての撤退がほとんどだ。
彼等曰く、損切の大切さを説く本が多いので実践したら、撤退が最善だったという。
このパターンは、素人の代表例ともいえる。
実際のところ、『損切“する”恐ろしさ』を知らぬ者が少なくない。
『早めの損切』は有効だが、機を逃し落ちるに任せた後に、損失に狼狽えての損切は愚の骨頂である。
そもそもが、退職後、全くの素人が株を始めて勝てるはずはない。
一時の幸運はあっても長続きはしない。
退職後の投資で勝ち続けているのは、全て現役中から投資を継続している者だといっても過言ではない。
要するに、生き残り方を知っているのだ。
さて、必勝法があるとすれば、暴落時にいかに仕込めるかにかかっている。
そして配当で時をかせぎ、値上がりに従い刻んで売るのだ。
しかしながら、これがわかるには場数を踏むしかない。
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