皆さんお元気ですか
僕は鬱です。
今回は鬱病になってしまってから
必死で支えてくれている人について書いていきます。
ちょっと長くなるので前後編です。
僕には生意気にもお嫁さんがいます、しかも二人目。
前のお嫁さんはある日突然男作って逃げちゃいました
思えばこの時もつらかった・・・。
まぁ、この話は別の機会にするとして
そんな訳でして僕はバツイチ子無しでした。
そんなくたびれたおっさんのところに来てくれた物好きなお嫁さん
なんと20才年下!
出会った頃は彼女大学に通ってる子供ですから
全く恋愛対象じゃなかったです
一応誤解のないようにしておきますがこの頃僕は既に
離婚して数年の女はもうこりごりと思っているベテランバツイチでした。
この物好きな彼女、どんな人かお伝えしなくてはなりません
なにしろ変わり者なので。
彼女はわりと世間擦れしていないお嬢様、学校も中高大一貫の
某有名女子校。
身長が低くて見た目もすれ違いざま振り向きたくなるような可愛らしい彼女。
お嬢様なんだねー!お小遣いとかたくさん貰ってるんでしょ?
なんてからかうと。
「お嬢様じゃないです、お小遣いだってちゃんとバイトして稼いでます」
やや不満げに僕を下からじっと睨んでそう言います。
今時の女子大生ですから、花屋さん、パン屋さん、家庭教師や少なくとも
ファミレスのウエイトレスとかだと思い興味本位で何のバイトか聞いてみました。
「家の近所にあるホカ弁です」
にっこり笑って思いもよらぬお答え
僕は一瞬思考停止しそうになり、ふらつきながら考えます
ああ、きっと弁当屋のカウンターで接客か、なるほどそれならアリだろう
そのように聞いてみます。
「厨房で料理してます、私、料理得意なんですよ?」
僕は不審なくらい目を泳がせながら必死に考えます
どうしよう、この娘は何を言っているんだろう?
さもすれば「AKB何とか」や「何とか娘。」にいそうな綾瀬はるか似の
僕の目の前でニコニコしている小さくて可愛いのが
白の割烹着を着てホカ弁の厨房でフライパンを振っている?
その姿を想像します。
いや、なんだろう?昭和?昭和の娘さん?寺内貫太郎一家?
いい子なのかこの子?
色々端折りますが
なんだかんだで彼女と付き合うことになった僕と彼女。
初デートの時、疑問は確信に変わるのです。
それは夏の暑い日のことでした。
僕は初めてのデートで定番の鎌倉/江の島へ誘いました。
鎌倉駅で待ち合わせ、待たせるのが嫌いな僕は1時間近く前から
待ち合わせ場所へ。(鬱病患者あるあるですねw)
彼女は待ち合わせ30分前くらいに現れ、早いですねー!とニコニコしてる
薄い布の上下白っぽい動きやすそうな服装にやたらでかい編んだバックを
肩から下げている。持とうか?と訊くと自分で用意したものだからと渡さない
今時の子なのにちゃんとした娘だなと感心。
僕達は江ノ電に乗り、長谷寺参り、しらすやで食事、江ノ島海岸散策と
これまた定番のコースを辿り江ノ島へ。午後1時過ぎの日差しは物凄く
さすがに喉が渇いたので自販機を指差し何か飲む?と彼女に聞きました
すると
飲み物持ってきました!
にこーっと笑い、でかいバックから魔法瓶タイプの水筒を取り出し
煮出してきたんで美味しいですよと
水筒のフタのカップに
冷えた麦茶を注いでくれたのです!
おわかりいただけただろうか?
伝説といわれる水筒女子が!
僕の目の前で!
水筒のカップに入った冷えた麦茶を僕に差し出しているっっっ!!
これは夢か幻か?
女子にありがちの計算か?騙されているのか?
いや、この子にそんな回りくどいことはできそうもない
ナチュラルだ!現実だ!
ホンモノを僕は目の当りにしているのだ!
発見した!
水筒女子は物語や
男子の妄想ではなかったのだ!!
全世界の男子よ聴け!
水筒女子は実在するっ!
この子はいい娘だ、とびきりの女性だ!
犬の魂を持つ僕は一度イイヒトと思うととことん信じるというメカニズムです
前の奥さんに裏切られ、もう女はこりごりだと固く閉ざしていた心は
水筒に入った冷えた一杯の魔法の麦茶によってあっさり全開となったのでした。
後編につづく。