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うつ病相談専門カウンセラー 川田泰輔のブログ

家族がうつ病になったら、あなたは誰に相談しますか?
うつ病,メンタルヘルス,患者への接し方などのノウハウをお伝えします。

▼ 知識・ノウハウ

私が、うつ病患者の家族の方に対してお伝えしている
知識やノウハウを、一言で表すと

「家族の心に寄り添うために、手を抜いて心を込めよう」

ということになります。


そしてこれを、
「手(て)を抜(ぬ)いて心(こ)を込め(め)る」という
言葉の頭文字をとって、


【 てぬこめ式うつ病回復サポート法 】


と名付け、うつ病患者の家族の方に必要な
知識やノウハウとして体系化しています。


「てぬこめ式うつ病回復サポート法」には
次の「うつ病回復への3本柱」があります。


【 うつ病回復への3本柱 】

(1)3つの哲学
(2)4つの前提
(3)3つの信念



(1)3つの哲学

・【脱力共存】
→ 家族の心に寄り添うために、手を抜いて心を込める

・【完治放棄】
→ このままうつ病が治らなくても、一生添い遂げる

・【自変変他】
→ まず自分が変わることで、他を変える



(2)4つの前提

・【人格変貌】
→ うつ病患者は、まるで病気に人格を
乗っ取られてしまったかのように人格が変貌し、
家族を口汚く罵ったりすることがある。

・【三寒四温】
→ うつ病の回復は、着実に右肩上がりで進むのではなく、
良くなったり悪くなったりを繰り返し
一進一退しながら進むので、
いつ治るのか誰にも分からない。

・【再発恒常】
→ うつ病は治らない病気ではないが、再発率が高い。
いったん再発するとさらに再発率が高くなり、
再発はむしろ頻繁に起こるものである。

・【鬱病転移】
→ 家族がうつ病になると、まるで伝染したかのように
その患者をケアする同居家族も
うつ病を発病するケースが多い。



(3)3つの信念

・【小変大変】
→ 小さく変えれば、大きく変わる。
目の前の小さなことを変えれば、
それはやがて大きな変化につながり、
劇的な改善をもたらすということ。

・【全部自分】
→ 物事がうまくいかない原因を、
相手や環境などの自分以外に求めずに、
原因はすべて自分にあると認めること。
また同時に、自分にはすべてが改善可能であり、
起こった出来事の受け取り方も
すべては自分次第であると考えること。

・【針福棒大】
→ 針のように細い幸福を、
棒のように太く認識するように
努力することが大切であること。
また、日常生活の中で、
針のように細く見過ごしてしまいそうになる
小さな幸福を探し出し、
それをまるで棒のように太く感じるように工夫して、
よりたくさんの幸福を感じられるようにすること。

▼ 私の著書・出版体験






私は2011年1月に
『介護されていたのは、僕だったのかもしれない』
という本を出版しました。

この本は、
「妻がうつ病になってしまった」という人生最大のピンチを、
周りの方に助けていただきながら
家族全員で団結して乗り切った闘病記です。
また、辛く苦しい状況の中を
どうやって乗り越えていったかという実体験を書いたので
闘病記としての感動ストーリーを読み進めるうちに、
自然とノウハウが学べるようになっています。

うつ病がテーマの本は
どうしても暗く重たい感じになりがちですが、
楽しくサラッと読めるように、
なるべく難しい言葉を使わずに、
話し言葉で明るく分かりやすく書いていますので、
軽やかな気持ちで最後まで読み進めることができると思います。

本の目次を紹介すると、次のような4章立てになっています。

・第1章 = 不安や心配を消し去る「真実」のはなし
・第2章 = 生きる希望を与えてくれる「救い」のはなし
・第3章 = 心が穏やかになる「受容」のはなし
・第4章 = 不幸を幸福に変える「感謝」のはなし

この4つの章を順番に読み進めると、
うつ病の発病に始まり、
どうしたらよいかわからずに途方に暮れる話、
どん底を耐えしのぐ話、
考え方や受け取り方を工夫して逆境を乗り越える話、
不幸の中に小さな幸せを見つけてピンチをチャンスに変えていく話
などを通じて、
家族が団結してうつ病を乗り越えるまでのストーリーを
感情移入しながら体験していただくことができると思います。

インターネット上の書店である「AMAZON」のカスタマーレビューでは、
私の本に対して2015年4月現在で8件のレビューが付いていて、
その内訳は星5つが6件、星4つが2件です。
でも、星4つのレビューのほうが
情熱的に賞賛してくれている気もします。少し不思議ですね。

ご家族の中にうつ病患者がいらっしゃると
経済的にも大変厳しいと思いますが、
最近では、ほとんどの図書館が
蔵書検索サービスというものを提供していますので、
ぜひ、そちらで検索して
図書館で借りて読んでいただきたいと思います。

その際は著者までご感想をお送りいただけると、とても嬉しいです。



【 書籍概要 】


1.書名  :『介護されていたのは、僕だったのかもしれない』

2.著者  :川田泰輔

3.出版社 :株式会社経済界

4.出版年月:2011年1月

5.ISBN:9784766784879

6.出版形態:商業出版(全国主要書店及びネット書店で購入可能)

   アマゾンから購入 → http://amzn.to/1ErIZ6R

   楽天から購入   → http://bit.ly/1I9xy5j




▼ 川田泰輔 プロフィール

うつ病支援アドバイザー。1969年生まれ、北海道旭川市出身。

2011年1月に、うつ病の妻の闘病生活を支えた自らの体験を著した
『介護されていたのは、僕だったのかもしれない』(経済界)を出版。

うつ病患者家族専門の「うつ病支援アドバイザー」として、
家族をうつ病から回復させるために必要な
知識やノウハウなどを提供する活動を展開している。
地元、北海道旭川の「あさひかわ新聞」に記事連載中。

2002年に妻が原因不明のうつ病を発病し、
2年半の間に4回の入退院を繰り返す。
3度にわたる自殺未遂があったため、
最悪期には精神科の閉鎖病棟での入院や電気治療なども経験。
うつ病の妻のケアをしながら
仕事と2人の子供の育児や家事に追われているうちに、
自分自身もうつ状態に陥ってしまった経験から

「うつ病患者のケアは、無理をして気持ちだけでがんばっても、
いつか燃え尽きてしまってケアする側もうつ病になってしまう」

との考えに至る。

この状況を打破するために、
うつ病の妻のケアや家事、育児、仕事、職場のつき合いなど、
生活のすべてのシーンにおいて
「手を抜いてみる」という実験を敢行したところ、
これが大成功。

ただ、様々なことに対して手を抜いてみても
特に問題は生じなかったが、
手を抜くことによって自分の心の内面に
罪悪感が生じてしまうことが心理的な妨げとなったため、
相手に対して積極的に感謝の気持ちを伝えるといった

「心を込める」

という要素を取り入れたところ、
罪悪感を感じることなく手を抜くことができるようになり、
うつ病の妻のサポートが
無理なくスムーズにできるようになったという体験をする。

自身の体験から編み出した

「手を抜いて、心を込める」

という言葉を略した
「“てぬこめ”式うつ病回復サポート法」を発案し、
日々その改良・普及に努めている。



▼ 私が考えていること

みなさん、はじめまして。
ご興味を持っていただき、ありがとうございます。

我が家では妻が2002年にうつ病を発病してしまい、
その後約7年間の闘病生活を送りました。
私はうつ病になってしまった妻を支えるために、
うつ病について書かれた100冊以上の本を読み、
インターネットで毎夜同じ立場の人と情報交換をして、
24時間365日同じ屋根の下で妻や子供と生活しながら
会話やケンカなどのコミュニケーションをとり、
いろいろと試行錯誤する中で
うつ病患者との接し方に関する知識やノウハウを体で学んできました。

今まさに、当時の私と同じように
家族がうつ病になってしまって悩んでいる方に、
私が体得してきた知識やノウハウをお伝えしたいと思い、
情報発信や相談対応などの活動を行っているところです。

そして、このノウハウを
「てぬこめ式うつ病回復サポート法」と名付け、
より分かりやすくなるように改良・編集しながら、
体系化する作業に取り組んでいます。

「そんなことは無理だよ」と笑う人がいるかもしれませんが、
私の夢は、世の中からうつ病をなくすことです。
私は微力ですが、無力ではないはずです。
だから家族の人生を狂わせてしまうような、
恐ろしい病気であるうつ病という病気を、
この世の中から撲滅することに
私の残りの人生をかけて取り組もうと決意して、
少しずつですが情報発信、相談対応、教材開発、研修訓練などの
活動を始めています。
私は、このようにして世の中からうつ病を撲滅するために
日々活動を続けていますので、
この活動に共感してくださる方が増えて、
多くの方が手を貸してくださるようになると、
とてもうれしく思います。

2002年の私と同じように、
家族がうつ病になってしまって悩み苦しんでいる方に、
こう、お伝えしたいと思います。


「 家族の心に寄り添うために、手を抜いて、心を込めよう 」



2015年4月 うつ病支援アドバイザー 川田泰輔
『頑張れ!』と言ってはイケナイ」に関する考察_2014夏


○ 既に目一杯頑張っている人に対して、「頑張れ」と言ってはイケナイ

○ でも、ピンチでは頑張らないと、事態は打開できない

○ では、どう伝えたら良いのか?



このことについて、
もう10年以上にわたって考え続けています。

そして、いろんな方と意見交換させていただいています。

現時点=2014年6月22日現在での
今、この瞬間の私の考えをまとめておこうと思います。


まず、

誰かに対して
「頑張れ!」と言いたくなってしまう状況なんですが

この時点で、「すでにヤバイ」という意識が必要です。



ほとんどの場合で、自分は変わらないまま、
自分以外の人に変化を求める状況は、
基本的に良くない状況です。

どんな「言葉がけ」をするかも重要ですが、
その前段階の、「今の自分の心理状況のヤバさの自覚」が8割でしょう!

これが、2014年夏時点での、私の考えです。


頑張れと言うか言わないかより、
自分以外の誰かに頑張れと言いたくなる、その自分の心理がヤバイ!

私の例でいえば、2002年に妻がうつ病になって、
回復するまで7年かかりましたが、
その間、私は妻に対して、一言も「頑張れ」とは言っていません。

頑張れと言いたくなってしまう自分の心をコントロールできたことは、
自分で自分をほめてあげたいと思いますが、

回復期に入ってからは、ある特定の状況下にあっては、
少し頑張ることを要求したり、徐々に負荷をかけていった方が
回復プロセスが短くて済んだのかな?という感触は持っています。



そして、今の私の課題として、
高校1年の息子との会話、接し方、教育方針がありますが、

息子に対して、「勉強しろ」ということを
言うか言わないか、あるいはその言い方も、重要な課題です。

息子に対して「勉強しろ」と言いたくなる、
まさにその時の、自分の心理状況・・・。


自分ではなく、相手を変えようとする、その時の心理状況。


ミリオンセラー『鏡の法則』(野口 嘉則著)にも書いてありましたね。


僕は、「寝ぐせ理論」と呼んでいますが、
鏡に映った自分の寝癖を直そうとしても。
それは鏡に映ったものであって、実態ではない。

寝ぐせがついているのは、鏡の中の自分ではなく、
本当の自分。

だから、寝癖を直そうと思ったら、
鏡の自分ではなく、本当の、リアルの自分を直さなくてはならない。

そういうことを、

「 自分が変われば、相手も変わる 」

という表現方法で、お伝えしています。


高校1年の息子の目から見える私は、

(仕事から帰ってきて、家にいる間しか見えないので)

PC見て、テレビ見て、AKB見て、グータラしている
ただの怠け者ヲタにしか見えていないでしょうね(笑)


さて、相手=息子を変えるために、
直接、相手を変えたくなる気持ちをグッとこらえて、

自分を変えるために、これから何をするか・・・。

やっぱり私が勤勉に見えるように家でも勉強するしか!


ということを、ツレヅレ考えている、2014夏です。

 おかげさまで、無事、終了しました。

ありがとうございました。 


 次回は、2月に旭川で開催する予定です。



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突然ですが、


明日、12月2日に札幌で、


 【 第9回 うつ病支援セミナー(札幌) 】


を、開催します。


現在のお申込状況では、非常に少人数になりそうです。


詳しくは、次の通りですので、お気軽にご参加を!


■日時:12月2日(日)16:00~17:00ぐらい

■場所:サイゼリヤ 札幌駅北口店 (北七条西2-8-1 札幌北ビルB1)
     http://r.gnavi.co.jp/h288201/

■内容:
 (1)ミニセミナー(30分)=今、改めて感じるうつ病の怖さ
 (2)質疑応答   (10分)=何でもご質問にお答えします
 (3)フリートーク(20分)=お互いの現状報告や思っていることなど

■定員:少人数制(~5名程度)

■受講料:1000円+お土産(ケーキ希望(笑))
 (お土産は冗談ですが、店舗での飲食代はご負担ください)


■お申込:本日21:00までに次の事項を明記の上、

 こちらのメルマガをご参照の上、お申し込みください。


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 → 折り返し、受診確認メールをお送りします。
   私の携帯電話番号などもお伝えしますので、会場に入る直前にご連絡ください