幸せ三段活用 | うつ病相談専門カウンセラー 川田泰輔のブログ

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家族がうつ病になったら、あなたは誰に相談しますか?
うつ病,メンタルヘルス,患者への接し方などのノウハウをお伝えします。

【初出】:
   メルマガ:『家族がうつ病になったら☆うつ家族のメンタルサポート』
         (2011年11月28日発行 第416号より)

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【 幸せ三段活用 】
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 出典をメモし忘れたのですが、
 私の手帳にとても、良い言葉が書き留めてありまして、

 (1)してもらう幸せ
 (2)できる幸せ
 (3)してあげる幸せ

 と、あります。

 もちろん、(1)→(2)→(3)とレベルアップしていくのですが、
 確か、赤ちゃんが成長する様子に例えられていたと思います。

 
 うつ病患者の家族は、普段、「してあげる」状況ばかりですよね。

 でも、この状況はよく考えると、
 非常にレベルが高い幸せなんだな~と思えれば、しめたものですね。


 まぁ、そうは言っても、

 「やっぱり、誰かに何かをしてもらいたい!」

 という気持ちもあると思います。


 そういう時は、どうしたらいいかな?と考えていたら思いつきました。


 これは、イメージの力を借りる場面ですね!




 【(1)してもらう幸せ】、を味わうためのイメージは、

 「赤ちゃん」だと思います。

 今、自分は、赤ちゃんになっていて、「え~ん、え~ん」と泣いていると。

 お腹空いてもおっぱいはくれないし、
 おむつは濡れてて気持ち悪いし、
 なんで気づいてくれないんだ!という気持ちもあらわに、
 「え~ん、え~ん」とただ、泣いています。

 やっとママが気づいてくれて、
 おむつを替えてくれて、おっぱいにありつけました。

 「あ~、幸せ!」

 と・・・。

 これが、レベル1です。





 【(2)できる幸せ】、を味わうためのイメージは、

 「自転車」だと思います。


 近所のお兄ちゃんが颯爽と、補助輪をはずした自転車に乗ってるのを見て、
 「自分も補助輪をはずしたい!」と強く思う!

 お父さんに頼んで補助輪をはずしてもらって、
 自転車の後ろの方を支えてもらって、
 補助輪なしでの自転車にチャレンジするんだけど、
 全然うまくいかなくて、
 転んで転んで、失敗して失敗して、がんばってもダメで、
 もう泣きそうだけど、ちょっと泣いちゃってるけど、
 あきらめずに歯を食いしばってがんばっていると、
 いつかあるとき、

 「 乗れた! 」

 という時が来ますよね。

 これが、この幸せが、レベル2です。




 【(3)してあげる幸せ】を味わうためのイメージは、

 「マッサージ」だと思います。


 家族がうつ病になって、つらくて苦しくて泣きたくて・・・。
 もう何度も、もうダメだと投げ出しそうになって、
 誰にも相談できなくて、がんばってもがんばっても良くなってくれなくて。

 職場でも肩身が狭くて、親や親戚もどこかで聞いたようなアドバイスばかり。

 友達もいなくなって、貯金もなくなって。

 多分、今、自分が精神科を受診したら、うつ病って診断が出るんだろうなと思い。

 それでも、お互い愛し合い、大切に思っていた頃のことが忘れられず、
 尽くしても尽くしても、報われず。

 話をしたら、どうしてもケンカになってしまうので、
 しょうがないから、マッサージをしてあげていたら、突然、


 「 いつも、ありがとうね・・・ 」


 と、ボソッと言われる・・・。



 うれしくてうれしくて、感謝されたこともうれしいけど、
 まだ、相手に人間の心が残っていたことが感じられて、
 自分の気持ちが伝わった感触があって・・・。

 気が付いたら、ほほを涙がつたっている。


 これが、この幸せが、レベル3です。



 ひととおり、イメージしてみて、


 「 やっぱ、レベル3だよね 」
 と思っていただければ。ハイ。それでいいのではないでしょうか。