うつ病になったSE(システムエンジニア)の夫とその妻の鬱克服日記!! -11ページ目

うつ病になったSE(システムエンジニア)の夫とその妻の鬱克服日記!!

SE(システムエンジニア)でバリバリ働いていましたが、現在"うつ病"で心療内科に通院中。

同じようにSEでうつ病になった方、もしくは身近な人がうつ病になってしまったという方に役立つ体験談となるよう、鬱を克服してゆく様子を記します!

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★断酒50日目★
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こんにちは、たーです。わんわん



今日は突然断酒会の会長さんが病院に見舞いに来てくれました。

普段ならいつも電話してくるので、今日の訪問は突然でびっくりしました。

「病院の生活は順調?」と聞いてきましたが、今退院後のお酒のことが頭をよぎっているとは言えず、「順調です。」と答えました。

色々な雑談をしましたが、その中で会長が病院の入院患者に対して講演した酒害験発表のときのことを話してくれました。

なんでお金にもならないのにボランティアで皆の前で酒外体験という自分の恥ずかしい話をしてまで、病院に来るか。

それは、入院患者が60名程いるなかで1人でも断酒会に繋がってくれる思いで話をされていると言うのです。

僕はそれを聞いて、酒害体験の時間は自分のことばかり考えていたことを痛切に感じました。

発表者は別に家でテレビを見ていようとかまわないところに、自分の時間を割ってまで話してくれるのです。

そうまでして酒害に悩む人たちのことを考えている。

そう思うと、そのような貴重な場で、何もメッセージを受け取らないのはもったいないなと思いました。

入院期間というのは有限。

どれほどその時間を有意義に使えるか。

改めて考えさせられる一日でした。

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★断酒49日目★
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こんばんは、たーです。わんわん



今日は、心理劇の日。

心理劇とは患者が主役となり,それに相手役と観察者が加わって自由に即興的演技を行う集団心理療法です。

今日のテーマは入院前のアルコールとの心の距離。

「皆さん椅子を使ってアルコールとの距離を表現してください」と言われたので、僕はすぐさま椅子を自分の腰をかけている隣に置きました。

何を表現したかというと恋人です。

入院前は、お酒が恋人であるかのように寄り添い、もうそれこそ恋に落ちているようでした。

司会者の作業療法士の方が、そのときお酒は自分自身になんと声をかけていましたか?と聞いてきたので、僕はお酒が「嫁さんなんかほっといて一緒に遊びに行こうよ」と声をかけていたと言いました。

次に、今の入院中のアルコールとの心の距離を考えてくださいと言われました。

今は、お酒と嫁さんが激しく言い争いをしている状態です。

お酒が「私のほうが魅力が高いわよ」と言うと、嫁さんが「早く消えて頂戴」と言っていると思います。

完全にはお酒のことが頭から消えていません。

お酒が自分に取って害であることを理解しながらも、飲み会に誘われたら行ってしまうのでは、と危惧する自分がいます。

退院時にその気持ちが消えていればよいのですが・・・
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★断酒48日目★
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こんにちは、たーです。わんわん



今日は、ステージミーティングがありました。

ステージミーティングは集団認知行動療法を行うもので、「認知」とは「もののとらえ方」、「行動」とは「対応の仕方」、「集団」とは「他の人と一緒に」ということです。つまり自分のもののとらえ方、対応の仕方を変えるために、他の人と一緒に課題を取り組みます。

本日のテーマは、「心配していたのは誰でしたか?」。

以下の問いに答えていき、お酒を飲んでいたころの習慣を振り返りました。

矢印1.あなたが飲酒・薬物使用することについて誰か心配している人はいましたか?いるとしたらそれは誰ですか?

僕は、一番心配していた人は、やはり母親です。毎日お酒や薬を飲んで会社にいけなくなっているのではないか、お酒で体を悪くして死んでしまうのではないか、心配してくれたことを考えればきりがありません。

妹も心配してくれました。僕は、3人兄弟の長男で一番下の妹ととても仲が良いです。その一番下の妹が今の病院に見舞いにきてくれたり、病院まで送ってくれたりと世話をやいてくれています。

また、5年前からアルコールや薬物依存となっていたので、前の嫁さんがとても心配してくれたことを覚えています。今の僕がいるのは前の嫁さんがずっと支えてくれたおかげでしょう。

今の嫁さんもたぶん心配してくれています。たぶんと書いたのは、今の嫁さんは、本人の病気は本人しか治せないから何いってもしょうがないと考えるタイプなので、もう何も言われなくなっています。半年前から別居状態が続いており、自分の考えをあまり表に出さないタイプなので、よく分からないのが正直なところです。

友達も心配してくれています。一部の友達には入院していることを伝えているので、退院はいつ?と本日もメールが入っていました。

なので、

・母親
・妹
・今嫁
・元嫁
・友達

と回答しました。

矢印2.その方たちが心配していたのはどんなことですか?

これは、以下のことを回答しました。

・希死念慮が強く、アルコール・薬物が原因で自殺するかもしれない。
・飲酒運転で警察に捕まるかもしれない。

たびたび自殺未遂を繰り返しているので、家族は本当に心配してくれています。その心配が「申し訳ない。これ以上心配をかけたくない。」とさらに悪循環になり、自殺をしようという気を駆り立ててしまいます。ガーン

矢印3.その方たちは、どんなやり方でそのような心配をあなたに伝えていましたか?

以下のことを回答しました。

・お酒・薬物を管理する。
・口頭で説得する。

これは前の嫁さんと暮らしていたときに、よくされていたのが、お酒は買ってきているのが見つかったら、その場で流しに捨てられていました。また、カクテルを造るためにリキュールを40本くらい買っていたのを、全部捨てられたこともありました。薬は会社に持っていかれているので、必要以上に飲むことができませんでした。

矢印4.あなた自身は、自分が飲酒することについて心配していましたか?

この回答は、全く心配していない。

となります。

とにかく死にたかったので、医者にこのままのペースで飲酒を続けると半年で死ぬと言われても、お酒で死ねるのは本望だと思い、帰りに行きつけのバーでヤケ酒をするくらいでした。

矢印5.どんなことを心配していましたか?

これは、心配をするくらいだったら飲まないと回答しました。

患者さんの中には、体のことを心配し、死んだらどうしようと回答している方もいましたが、肝数値の値があがっていると、死が近づいているようで逆に嬉しいほどでした。

矢印6.あなたはまだその事について心配していますか?

今の正直な気持ちを書きました。

・お酒の作用により、再びマイナス思考に陥ることを心配している。
・お酒を飲むと、連続飲酒により、日常生活が送れなくなることを心配している。

今はお酒が抜け、正常な判断力が蘇り、気持ちも前向きになれています。

死にたいという気持ちがなくなり、再度退院したらやり直そうという気持ちも強くなっています。お酒は気分を落ち込ませる作用があるので、また絶望のどん底に落ちたくないと思っています。

今日は、「心配していたのは誰でしたか?」というテーマでしたが、入院している患者さんの中には、身寄りが一人もなく、心配してくれる人も誰もいないような人もいます。

そう思うと心配してくれる人がいるだけ、僕は幸せなのだなということを痛感します。心配をしてくれる人がいるうちに、この病気を克服したいです。

今日はそれを深く、考えさせられる一日でした。


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★断酒47日目★
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こんにちは、たーです。わんわん



今日は、アルコール学習会がありました。

皆さん血液検査は受けたことがありますよね?その中に、肝数値の値を示す、γ-GTP、GOT(AST)、GPT(ALT)の値というものがあると思います。

今日は、アルコール依存症者の肝臓に関わる数値について講義が行われました。

よくγ-GTPが高いと肝臓が悪くなっているという話を聞きますが、僕はてっきり肝硬変まで進むとγ-GTPが異常な値を示すんだろうなって思ってましたが、そうではないことを知りました。

ここでは登場人物として、アルブミン、LDLコレステロール、コリンエステラーゼというものを登場させます。

アルブミンは、血液中を流れるタンパク質の約50~65%を占めており、体を動かす重要な物質です。
LDLコレステロールは、肝臓で作られるコレステロール。コリンエステラーゼは、同じく肝臓で合成される酵素のことです。

まず、肝臓障害はアルコール性脂肪肝、アルコール性肝炎、アルコール性肝硬変症からなります。

それぞれの障害について、肝臓に関わる数値がどうなるかを示します。

1)アルコール性脂肪肝

脂肪肝は、アルコール過剰摂取の結果、肝細胞内にトリグリセルド(脂肪)が蓄積し肝腫大(肝臓が腫れること)をきたす状態のことです。

脂肪肝は可逆的(もとの正常な状態に戻ることが可能)です。

肝数値の値は、γ-GTPの値が顕著に高くなります。高い人で、2000程の数値になることがあります。GOT、GPT、アルブミン、LDLコレステロール、コリンエステラーゼの数値も高くなります。

アルブミン・・・↑
GOT(AST)・・・↑
GPT(ALT)・・・↑
γ-GPT・・・↑↑↑↑
LDLコレステロール・・・↑
コリンエステラーゼ・・・↑

2)アルコール性肝炎

アルコール性肝炎は、脂肪肝とは対照的に重症で、しばしば致命的にもなりえます。

飲酒を継続し、再々アルコール性肝炎を繰り返すことにより、肝硬変へ移行すると推測されています。

肝数値の値は、後述する3)アルコール性肝硬変症の値と、1)アルコール性脂肪肝の間の値を取ることが多い。

3)アルコール性肝硬変症

アルコール性肝硬変症は、慢性の肝障害の進行によって、肝細胞が死滅・減少し線維組織によって置換された結果、肝臓が硬く変化し、肝機能が著しく減衰した状態です。

肝炎は可逆的であるが、肝硬変は非可逆的です。

肝数値の値は、γ-GTP、GOT、GPTの値が比較的高くなる程度です。脂肪肝と対照的に、アルブミン、LDLコレステロール、コリンエステラーゼの値が低くなります。

アルブミン・・・↓
GOT(AST)・・・↑
GPT(ALT)・・・↑
γ-GPT・・・↑
LDLコレステロール・・・↓
コリンエステラーゼ・・・↓

ここまで読まれて何か気づくことはないでしょうか?

そうです、肝臓障害が進行するに比例して肝数値の値が高くなるわけではないのです。

僕は、アルコール性肝炎と診断され、γ-GTP=1848、GOT=125、GPT=101とう結果で、肝硬変ともなるとγ-GTPが10000くらいになるのでは?と思っていましたが、100前後の数値になる人もいるそうです。

肝臓障害を見極めるには、血液検査の値の経過がどうなるかについて着目することが重要になってきます。

脂肪肝では、γ-GTPが2000程の数値になっても、肝臓が比較的健康なため、なかには一ヶ月程度で正常値(男79以下、女48以下)になる人もいるそうです。

これが、肝硬変ともなると、γ-GTPが100くらいなのに、半年経っても正常値に戻らないということがでてきます。

γ-GTPの値が低いからといって肝臓が健康とは言えない事を覚えておくと良いと思います。


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★断酒46日目★
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こんばんは、たーです。わんわん



今日は院内でAAグループがありました。

今日のテーマは、「今一度目標を」。

僕は今非常に気にしていることがあります。

それが退院してスリップ(再飲酒)しそうだと言う事。

なぜかと言いますと、今入院中に暇なので、東京の友達とメールをしています。

その会話なんですが、「久しぶりだね、元気してた?」という話からスタートし、会話が弾むと、ほとんどが「今度、飲みに行こうよ」という話になってしまうこと。

まさか「今実はアルコール依存症で入院中だ」なんて話もできないし、僕も調子がいいので「いいよ、飲みに行こう」と返事をしてしまうのですが、後で後悔します。

アルコール依存症で入院中に、なんで退院後の”飲み”の話をしてるんだろうと。

飲みにいくと、「まあ、一杯くらいいっか」っていうことに、必ずなると思います。

入院した直後は、スリップ(再飲酒)したら日常生活が送れなくなるため、アルコールからなるべく遠ざかるようにしようという気持ちになっていましたが、近頃は自分からアルコールに向かっていってるような気持ちになっています。

本当は切実に友達と飲み会なんかをして楽しみたい。

しかし、すぐさま連続飲酒に陥るだろうし、また飲みだすと仕事どころではなくなってしまう。

今日のテーマがまさにそうで、今一度目標を確認し、”何のために入院しているか”ということを思い返してみようという気になりました。

飲みに居酒屋なんかに行くんではなく、何か美味しいものを食べに行き、今肝臓が悪いからお酒を控えてると言おう。ニコニコ