こんにちは。かねもと鍼灸整骨院 院長の金本です。
さて、うつ病というと デメリットだらけに思いガチですが(実際、闘病中は 苦痛のあまり メリットと思える余裕はありませんが)、実は、克服したあとも考えると、メリットだらけなのです。
今回は、そのうつ病のメリットに焦点を当てることで、少しでも暗いトンネルの中に光が差し込む。そのキッカケになれれば幸いです。
うつ病のメリットをざくっと挙げてみます。
まず、うつ病はこれまでの向き合えなかった自分と向き合い、良いも悪いも全てを直視し、受け入れ、悪い部分を改善していく心の修行でもあります。
そのため、うつ病の時は誰もが、以下のことを自問自答します。
- 生きている意味
- 生きている価値
そのような自問自答を繰り返しながら、自分自身と向き合い答えを見つけていこうとします。
うつで苦しむ中で、自分自身と向き合う。向き合わざるを得ない。
それによって、
●うつ病の人は、自分の心を深く掘り下げ自問自答する。
●うつ病の人は、自分の良い心、悪い心、全てと深く向き合う。
●うつ病の人は、自分の良い心、悪い心、全てと深く向き合う。
普通に暮らしていたら、まず向き合わないような事を、うつ病の間は向き合うようになり、現実を直視し 戦わなければなりません。
これは、心の修行をしているようなモノです。
■結果、うつ病のメリット■
●人の痛みや苦しみが分かる。
●人の悩みを見抜くことが出来る。
●心をいたわり、心を教える力が身に付く
●人の悩みを見抜くことが出来る。
●心をいたわり、心を教える力が身に付く
このような、普通に暮らしていれば、まずもって身に付かない能力が身に付くようになります。
私はこれが、最もうつ病のメリットであり、何物にも代えがたい財産になると経験からもそう思います。
今、うつ病で非常に苦しい想いをされている最中は、このようなポジティブに受け止めることは出来ません。
しかし、少しでも体調が良い時には、自分の心と向き合い、メリットの面にも目を向けてみてみて下さい。
そして、少しずつうつ病を受け止めることが出来るようになってくると、あなたの心も少しずつ回復していくと同時に、心も強くなっているはずです。
心が強くなる。という言い方よりも、物事の見方や 考え方が変わるので、ストレスに感じない、ストレスを感じてもスグにリセットできる。が正しい表現に近いかなと思います。
■うつ病になったことで変わる物事の考え方■
1.人の本当の心が分かった。
2.人の心の優しさが分かった。
3.人の見ぬき方が分かるようになった。
4.人へのかかわり方が分かるようになった。
2.人の心の優しさが分かった。
3.人の見ぬき方が分かるようになった。
4.人へのかかわり方が分かるようになった。
などなど、このようなうつ病はメリットも大きく、うつ病になった経験があるからこそ、人の痛みや苦しみ、悩みも分かる。
そういった、人の痛みが分かる人の言葉だからこそ、相手の心の奥深くに突き刺さり、相手も行動することが出来るのではないでしょうか?
うつ病になった方に、カウンセラーになる方が多いのは、そのような事もあると思います。
人に教えたり、人を指導したり、介護したり、人と接するビジネスの現場でも、うつ病の体験は非常に役立ちます。
あなたのうつ病の経験が、社内でのコミュニケーション作りの力にもなるでしょう。
その言葉が上っ面の言葉なのか?見抜けるようになる。
うつ病になる。その辛い体験を乗り越えると、今度は、相手の心も今まで以上によく分かるようになってきます。
たとえば、心からあなたの事を思って言ってくれているのかどうか? それとも、口先だけで言っているのか?
逆に、分かり過ぎて傷ついてしまうかも知れませんが、それぐらい、相手の心が見抜けるようになってきます。
それぐらい、うつ病の体験は、あなたにとって沢山のメリットを与えてくれるようになります。
ビジネスの現場でも大きく役に立つ。
●人の心、痛みが分かるため、人の心を動かすような文章が書けるようになれます。
●自分の心はどうしてここまで動かされたのか? など、冷静に自己分析できるようになります。
●また、自分の心をしっかりと保つためには、どうすれば良いか?
●自分の心はどうしてここまで動かされたのか? など、冷静に自己分析できるようになります。
●また、自分の心をしっかりと保つためには、どうすれば良いか?
なども、知識ではなく体験からも分かっているため、ビジネスの現場でも冷静に対処できるだけでなく、周りの人たちにその方法を教えることも出来ます。
クレーム対応や、メールの対応などなど。
仕事やビジネスでも欠かせない能力「 洞察力 」「 分析力 」「 問題の解決法 」これらが大きく身に付くのも、うつ病のメリットの1つだと思います。
うつ病と戦っている最中は、なかなか物事を前向きにとらえることは難しいですが、状態が少しでも良くなった時に、今のうつの辛い体験を前向きに捉えることが出来るようになると、「 変わった自分、違う自分 」 が見つかるはずです。
「 焦り 」「 辛さ 」 これらが少しでも遠のき、心が楽になってくるはずです。
今回の内容が、少しでもその役に立てましたら、これほど嬉しいことはありません。
次回もまた、うつ病のメリットに焦点を当てて 書き綴ってみたいと思います。
>> ご家庭で自律神経のバランスを整え心身の不調を軽減する方法
>> 前回の記事「 うつ病で会社を辞める…それで良いのでしょうか? 」
金本 博明