こんにちは。かねもと鍼灸整骨院 院長の金本です。
さて、うつ病はストレスによって引き起こされることが多いです。ストレスと言っても、精神的なストレスだけではありません。
- 気温、湿度、排気ガスなどの環境的ストレス
- 骨のゆがみ、姿勢、骨折、痛みなどの肉体的ストレス
- 薬、添加物などのによるストレス
- スマホや パソコンなどが発する電波など
…などなど、現代社会では様々なストレスがあります。
それらのストレスによって、心身の疲労が起こり、結果、うつ病を招きます。
しかし、うつ病はストレスが原因で起こるならば、これらのストレスを上手く取り除き、付き合っていけばうつ病は改善することも可能になります。
うつ病は休むことが一番である理由。
休む=サボる
と日本人はそうとらえがちですが、これは違います。
うつ病は心身の疲労によっても起こるため、うつ病を未然に防ぐには、疲労困憊になる前に休むことで、心身の疲労を回復させることが大切です。
- 心が疲れれば、肉体も疲れます。
- 逆に、肉体が疲れても 心も疲れます。
車でさえも、永遠に走り続けることは出来ないのですから、私達人間も 休息は必要です。
とはいえ、会社に勤めている場合は、身体的症状(発熱や風邪症状など)がない限りは、「気分がすぐれない…」という理由だけでは、なかなか休むことは出来ません。
そこで大切なのが、ひどくなる前に未然にストレスを取り除くことです。
うつ病はストレスを未然に取り除くことで、防ぐことが出来るようになりますし、再発を予防することも可能になります。
なので、悪化する前に体からのサインを見逃さず、ストレスを解消して行きましょう。
ストレス耐性は、人によって異なる。
うつ病はストレスを都度解消していくことで予防・再発を防ぐことが出来る。
とはいえ、人それぞれストレス耐性は異なります。
仕事での失敗、失恋、金銭問題…などなど、様々なことが原因で 命を絶ってしまう方もいらっしゃいます。
それは、その方にとっては限界を超えてしまい、周りが見えない、未来が見えなくなってしまったことが要因だと思われます。
人は誰しも、限界を超えると視界が狭くなり、気持ちも焦り、焦れば焦るほど周りも見えなくなります。
なので、「 これ以上はダメだ!」となる前に、普段からストレスを溜めない状態(コップで例えれば、水が溢れそうになるくらい水(ストレス)を溜めないこと)にしておくことが大切です。
※コップの水で例えるならば、常に水(ストレス)を半分以下にするなど。
それが、うつ病の予防・再発の予防にも繋がります。
うつ的になると、どうしても「自分はダメだ!」「自分はなんて出来ない人間なんだ!」と追い込んでしまいガチです。
周りから見れば「それは甘えだ!」と思うかも知れません。
しかし、うつ病を経験していれば、それは仕方がないと思いますし、私は「甘くて結構!」だと思います。
なぜならば、そう思い込んでしまうまで追い込まれてしまっている状態なのですから。
人間であれば、誰であろうと追いつめられれば同じような思考に陥るのですから。
ただし、自分を攻めても物事は改善しないこも事実。
そう、うつ病はストレスで起こることが多いですし、先ほどのような自暴自棄な思考にもなりガチです。
しかし、お分かりのように、自暴自棄になってもより悪い方向に向かうだけなのも事実です。
そのため、いっそのこと開き直る勇気も必要ですし、出来ないとしても、開く直ろうとする気持ちも大切です。
では、どうすればうつ病はストレスと上手く付き合えるのか?
ストレスを未然に防ぐためには、どうすれば良いのか?
今からお伝えして行きたいと思います。
その前に、まず、
ストレスは感じやすい人と、感じにくい人がいます。
自分がストレスを感じやすいのか、そうではないのか?を知ることも大切です。
以下に、ストレスを感じやすい人の傾向性を列挙してみますので、チェックしてみて下さい。
■ストレスを感じやすい人の傾向性■
- 頑固、自分を守りたい人
- 自己主張ができない人、人から頼まれると断れない人
- 心配性な人、取り越し苦労が多い人
- 優しすぎる人
- 生真面目な人
- 完璧主義な人
このような傾向性が強い方は、ストレスを感じやすい人と言えます。
他の人ならストレスを感じないことでも、ストレスを感じてしまい、人間関係を気にし過ぎたり、挫折感を感じやすい方が多いです。
しかし、6項目を見て頂くと分かるのですが、仕事においてもとても真面目で、信頼できる方も多いのです。
人を権力で押さえつけることもないですし、物事に対して真摯に取り組むことも多いんですね。
それが出来るのも、「 常に自分が相手からどう思われているか?」が気になるからです。
気になるから、真面目で真摯に物事に取り組むことが出来る。とも言えます。なので、このようなタイプの方は、上手くストレスさえコントロールできるようになれば、会社の中で力を最大限発揮できるタイプでもあると言えるでしょう。
では、このようなストレスを感じやすい人の場合、どのようにすればストレスと上手く付き合うことが出来るのでしょうか?
次回から、更に詳しくお伝えして行きたいと思います。
以上、うつ病はストレスと上手く付き合うことで改善できる!についてお伝えしました。
>> ご家庭で自律神経のバランスを整え心身の不調を軽減する方法
>> 前回の記事「 うつを経験すると人生の目的が見いだせる訳」
金本 博明