5-25 修身と教育勅語 | 梁山泊

梁山泊

世は乱れ、民は苦しみ、日本も世界も荒れている。こんな時代に必要なこと、それは英雄豪傑が立ち上がること、そして絆を結び、友情を築き、個性と長所を発揮して、一致団結して弱点と短所を補い合って戦うこと。英雄豪傑を出でよ。

 では、戦前に行われていた武士道教育とは何だったのでしょうか。
 それを「修身」と云います。


 戦後の日本はシオニスト・GHQによって、「戦前の日本にあったものはすべて悪い。とくに修身こそが〝悪の権化〟である」という洗脳が日本人に行われてきました。そのためにこの「修身」という教育を誤解している人もいるかもしれません。


 しかし「修身」という形を変えた武士道教育こそが、日本人を侍へと育てていたのです。


 そしてこの戦前の武士道とも言える「修身」の根本的な部分を、「教育(きょういく)勅語(ちょくご)」と云います。


 「教育勅語」とは、明治天皇が教育に関して出された「おことば」のことです。現代誤訳を載せましたので、本当にこれが〝悪の権現〟なのかどうか、それをご覧になってみてください。

【教育勅語の口語文訳】

 私は、私達の祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現をめざして、日本の国をおはじめになったものと信じます。そして、国民は忠孝両全の道を全うして、全国民が心を合わせて努力した結果、今日に至るまで、見事な成果をあげて参りましたことは、もとより日本のすぐれた国柄の賜物といわねばなりませんが、私は教育の根本もまた、道義立国の達成にあると信じます。

 国民の皆さんは、子は親に孝養を尽くし、兄弟・姉妹は互いに力を合わせて助け合い、夫婦は仲睦まじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じ合い、そして自分の言動を慎み、全ての人々に愛の手を差し伸べ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格を磨き、さらに進んで、社会公共のために貢献し、また、法律や、秩序を守ることは勿論のこと、非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません。そして、これらのことは、善良な国民としての当然の努めであるばかりでなく、また、私達の祖先が、今日まで身をもって示し残された伝統的美風を、さらにいっそう明らかにすることでもあります。

 このような国民の歩むべき道は、祖先の教訓として、私達子孫の守らなければならないところであると共に、この教えは、昔も今も変わらぬ正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国で行っても、間違いのない道でありますから、私もまた国民の皆さんと共に、祖父の教えを胸に抱いて、立派な日本人となるように、心から念願するものであります。

~国民道徳協会訳文による~



 「全ての人々に愛の手を差し伸べ、人格を磨き、非常事態の場合は国の平和と安全ために奉仕する」、何ら悪くはなく、シオニストたちによって今の日本人が忘れてしまったことばかりです。


 そして我々が今、まさに思い出さなければならないことばかりです。


 それはつまり、「武士道の復活、そして我々の心の奥底で眠っている侍精神を甦らせることが、今まさに求められている」、ということなのです。


 日本に必要なことは、武士道の再建であり、そして我々の心に今も静かに眠っている侍精神を呼び起こすことです。