イライラや心配するのはなぜか?
子育てで「イライラや心配」したことはありませんか?
自分がやってほしいことをやらなかったり、子どもが嫌な思いをするのではないかと心配したり…
親である以上、誰もが通る道です。
・子どもに幸せになってほしい。
・子どもに良い人生を歩んでほしい。
との願いが強ければ強いほど、理想通りにいかないとイライラしたり、心配という感情が湧いてきます。
皆さんは、そのイライラや心配という感情をどうしていますか?
・子どもに口出しをしてしまう。
・子どもにお節介をしてしまう。
口出し、手出しとは、自分のイライラや不安を解消する為に(自分の理想通りにさせるために)する行為です。
だから、わかっていても、口出し手出しが止まらない、下手すると無意識的に常習になっているお母さんもいます。
アドラー心理学では、感情は自然発生的に内側からこみあげてくるものとはとらえていません。
「感情は目的の為に使われる」と考えます。
言葉で伝えることなしに、イライラや心配などの感情を使うことで何を伝えようとしているのでしょうか?
どうしてほしいと思っているのでしょうか?
そして、その思いや気持ちはイライラや心配の感情を使う事で伝わりましたか?
もし、自分が逆の立場だったらと考えてみる。
想像してみてください。
あなた職場にいて、上司がイライラして口出しをしてきたとします。
頼みもしないのに、上司が勝手に心配して手出しをしてきたとします。
何を感じますか?
上司の考えや気持ちは伝わりましたか?
上司のことが好きになりましたか?
感情を使うと感情が伝わってしまい、考えや思いが伝わらなくなります。
陰性感情を使うと、陰性感情が伝わります。内容は伝わりにくくなります。
押し付けようとするのを止めて、相手のその時の気持ちに共感して、又は存在に感謝して、自分の考えを感情を使わずに伝えればいいと思います。
自分の感情や考えを優先して子どもと自分の考えに「違いや差」があれば、それをどうすれば埋められるのか、合意に至るのかを話し合えばよいのではないでしょうか。日本人は、話し合って決めるという事が苦手なようです。
じゃんけんで決めるとか、相手に押しつけようとするとか、面倒くさいから自分がやってしまうとかという行動をする人を多く見かけます。
コミュニケーションとは、相手の話を聞き、自分の考えを伝え、二人の合意できる点を見つけたり、話し合って埋める努力をすることに始まります。そして、目標の一致ができたら、お互いが協力して行動する。そこに信頼関係や協力関係が生まれてくるのです。
自ら、喧嘩を仕掛けるような行動はお勧めしません(笑)