自分の考えがない日本人

最近のSNSを見ていると、小学校一年生に上がる子どもが「ランドセル」を背負う写真を見ることがあります。

「ランドセル」は絶対に用意しなければならないのでしょうか?

 

答えは「NO!」です。

学校が指定しない限り、何で持ってくるのかは自由なのです。

しかし、90%以上の人は今までの流れや当たり前のようにランドセルを購入します。

 

・私も使っていたから

・みんなが使うから

・みんなと同じが良い

という声が聞こえてきます。

 

ランドセルの平均値は56,000円と高価です。

かつ、ランドセルの起源をご存じですか?

 

江戸時代(幕末)に、幕府が「洋式軍隊制度」を導入する時、もちものを収納するために、オランダからもたらされたバックパックを利用したのがランドセルの発祥とされます。 またそのネーミングは、オランダ語呼称「ransel(ランセル)」がなまって「ランドセル」になったとされます。

英検1級道場ーランドセルーオランダ語のランセルが起源のようです :英語講師 山中昇 [マイベストプロ千葉]

 

「周りと一緒のもの」「親が使っていたから」という考えを基準に価値判断をしています。

自分の考えがないのです。

 

ユダヤ人の教育では、このような判断基準を避けています。

「自分の意見がなくなる」からです。

 

 

  自分の考えを持つには?

人には「主観」があります。

好き嫌い、良い悪い、やりたい・やりたくないなどの価値判断基準を「私的感覚」と言います。

私的感覚は、その人の所属や経験の中で身に着けたその人の価値です。

 

個人の価値は、他の人と同一ではありません。

誰もがその人特有の「メガネ」をかけて物事を見ています。

自分に自信がない人は…

 

・自分には能力がない。

・自分は失敗しやすい。

・自分はダメ人間だ。

などの自己評価が低いと、他人からの評価を気にしてしまいます。

 

発言する人が自信満々だったり、経験豊富だったり、資格者や役職者だとつい信じてしまいがちです。

 

自分の考えを持つにはどうすればよいでしょうか?

以下は私のしてきたことです。

 

・知識を得たら自分で調べて研究してみる。

・本や情報を知ったらその人に会ってみる。

・現地に足を運んで実際に体験をしてみる。

これを繰り返しています。

 

例えば、○○先生は素晴らしい教育をしているという話を聞けば、まずはその先生のYouTubeや本を見てみます。

関心があれば、その先生の講演を聴きに行きます。

そして、その先生に顔と名前を覚えて頂き、個人的に話に行きます。

お付き合いをして、その人から直接学ぶという具合です。

 

自分の考えを持つには「体験重視」の行動をすること、自分の目で見て、耳で聞いて、自分の足を動かして、体験することをお勧めします。