子育てで一番大切なこととは?

「わかっているけど、つい手出しや口出しをしてしまうんです」

ある母親が言いました。

 

どんなにセミナーで勉強して「知識や技術」を学び、何年もの間やり続けても日常生活で活かせない時があります。それは、自分の心に「余裕がない時」です。

 

イライラしたり、心配したり、怒りや不安が大きいと知識や技術は生かせないのです。

ですから、子育てで一番大切なこととは「自分の心の安定」です。

 

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心がフラフラ、グラグラしていると周りの目が気になり、視野が狭くなります。

今しか見えず、過去の学びも未来の夢も見えなくなる場合があります。

そして、間違った道を選択してしまう人が多いような気がします。

 

自分に自信があり、志があれば迷いはなくなります。

運命や環境に左右されることなく、自分の道を信念をもって歩むことができます。

学んだ知識が技術が生かせるようになります。

 

「子どもの自己肯定感の低さ」が1990年代から叫ばれています。

そこから、「自己肯定感」という言葉が独り歩きしています。

しかし、残念ながら相手の立場に立てない、見せかけの自己肯定感が横行しているように思います。

 

そもそも、親が自己肯定感が低いのに、どうやって子どもの自己肯定感を上げられるのでしょうか?

親が、人間関係が下手なのに、どうやって子どもに人間関係の作り方を教えられるのでしょうか?

 

子育てで一番大切なことは「心の安定」だと思いますが、皆さんはどう思いますか?

 

  子育てはゴールから今を見ること

「わが子が、大人になった時にどんな人間になってほしいですか?」

と質問をすることがあります。

 

多くのお母さん方は「考えたことがない」か「優しい子」や「強い子」と抽象的な答えが返ってきます。

わが子はこんな大人になってほしいというゴールが明確になり、そこを目指して子育てをするからぶれなくなるのです。

 

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多くのお母さん方は…

・自分の好きなように人生を送ってほしい。

・自分のしたいことをしてほしい。

・幸せになってほしい。

と言います。

 

この考えで子育てをしていると、残念ながら幸せにはなりにくいと思います。

なぜならば、幸せは一人ではなれないからです。

私たちは、人間関係の中で活かされています。

どこに行っても、相手がいるのです。

 

自分の好きなように生きて、自分のしたいことをして、自分の幸せしか考えなかったら、職場でも家族からでも、他人から嫌われます。

 

だから、「自分の所属する家族、職場、友達、隣人など関係する人たちの幸せを考えて、自分の能力を使うのよ」と教えてあげることが大切です。

 

・やってもらって当たり前だ

・能力さえあれば食っていける

と思い込んで子育てをし続けていると、能力は高くなったとしても、人に嫌われる人間になるかもしれません。人にやってもらおうと依存的で受け身の人生で生きている人は、対手の立場に立てず、失敗も恥をかくことに臆病になるかもしれません。

結果、無難な人生となり、大きな成長も幸福も持ちにくくなるのではないでしょうか。

 

だから、子どもが大人になった時にどんな大人になってほしいのか?というゴールから見て、今何をすべきかを考え、年代に合った子育てをする必要があるのです。