不登校・いじめの問題が過去最多!

私は25年以上前から「子育てセミナー」をボランティアで開催し続けてきました。

恐らく、受講頂いた方は延べ1万人を超えると思います。

 

なぜ、子育てセミナーを開催しなければならないと思ったのか?

それは、38年間、子どもの教育の最前線にいて「これから子ども達がヤバいことになる」と感じていたからです。

 

それが、誰にもわかるような数字・社会問題になって現れてきました。

悲観的な事を言うと、この問題はこれから減少や終結に向かわず、益々大きくなると思います。

やっと、みんなが意識するようになってきたと感じます。

 

因みに、以下の記事は東京都のテータですのでご一読ください。

 

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東京都内の公立の小中高校で、昨年度、不登校の児童や生徒数の合計は、前年度よりおよそ3割近く増え、過去最多となりました。

都教育委員会によりますと、都内の公立の小中高校で、昨年度、病気や経済的な理由以外で30日以上登校しなかった「不登校」の児童や生徒数の合計は3万843人となりました。
これは前年度に比べて27%増えていて、14年前に統計を取り始めて以来、最多だということです。
内訳は小学校が1万695人、中学校が1万6217人、高校は3931人で、それぞれ前年度に比べ、小学校が35%、中学校が19%、高校は41%増えたということです。
このうち、小中学校は不登校の子どもの割合が10年連続で増えていて、中学校では、15人に1人が不登校の経験があったということです。


不登校の理由について小中学校では「無気力・不安」がおよそ6割を占めていて、都の担当者は「コロナで学校へ行く機会が減って生活のリズムを崩し、そのまま不登校になった子どもが増えているのではないか。学校以外の学びの場をいかに提供していくか検討していきたい」と話していました。
また、いじめの認知件数も小中高校と特別支援学校で、あわせて6万6314件と10年前に統計を取り始めて以来、最多となりました。

 

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  何が問題なのか?

昔、子どもの不登校の原因の第一位は「イジメ」だったのですが、今は「無気力・不安」となっています。これは、圧倒的に「子育て」に問題があると私は考えます。

ある記事を参照すると以下のような原因分析がなされていました。

  • 子どもに対して無関心
  • 過保護に接しすぎている
  • 親同士が仲良くない
  • 父親または母親が不在
  • 親子間でのコミュニケーションが少ない
私も概ね賛同します。
この3年で子どもに対しての精神的虐待が20万件超えの最多を記録したことも大きな影響を与えていると思いますし、甘やかしも大きな原因の一つです。
つまり、親の教育力の低下「子どもへの対応の仕方」「親子関係」「親自身の自信のなさ」が問題の原因になっていると思います。
 

 

  これから、どうするべきか?

ここ最近、不登校の子どもを抱えた親たちからの相談が続いています。

皆さんは、1:29:300のアインリッヒの法則はご存知でしょうか?

1の重大事故が起こる前に、29の中くらいの問題が起こり、その前に300の軽微な問題が起こっているという法則です。

 

300の簡単な問題が起こっている時に、早期発見・早期治療をすることが最も大切な事だと思います。

例えば…

・子どもが起こされないと起きない。

・したい事ばかりをやりすべきこ事をやらない。

・自ら片付けができない。

・2歳を過ぎても寝かしつけをされて親と寝ている。

・食事の時に自分の準備や片づけができない。

・スマホやYoutubeが常習化している。

・言葉の発育が遅い。

・親の無意識の口出し手出しが多い。などなど

 

子どもの問題は小学校1年生であらわになり、思春期で開花します。

幼児期に気づいて、より良い方向へ導く必要があるのに、それを指導したり、改善できる人は誠に少ないのです。

 

子育ての誤りに親が気づいていない。それをキチンと伝えて指導できない幼稚園や保育園、こども園の問題もあります。

 

私達、アイエルワイグループ(アイエルワイ国際幼児園・アドラーインターナショナル幼児園)では、アドラー心理学をベースとして子どものみならず、親も共にアドラー心理学を学んで実践しています。父親、母親、祖母までが、うちの幼児園に関わりアドラー心理学を学んでいる家庭もあります。

 

私たちは、単なるインターナショナルプリスクールではありません。

日本語でコミュニケーションが取れない子は、外国語を身に着けても同じです。

人は人間関係を離れて生きて行くことはできません。

良い人間関係の延長線上に「幸せ」があるのです。

そして、コミュニケーションの原点は「母子関係」から始まります。

 

私たちは、コミュニケーション能力の育成を重視している理由は「子ども達に幸せな人生を送ってほしい」と願っているからです。

 

ZOOMでも幼児園説明会を行っています。

一度、鈴木の話を聴いてみませんか?ここから、あなたの子育てが変わるかもしれません。

 

※不登校改善を目的とした「親の為の講座」全6回/宇都宮市開催を11月より考えています。興味のある方はご連絡をお待ちしています。