17話から読み逃していました
嫌みなキャラだった阿南検事の人生に焦点を当てた17話は見事
敵役を丁寧に掘り下げたことによって物語に深みが出ました
18話は赤沢刑事の過去話
まさに冤罪製造機!
やってもいない人がいとも簡単に「自白」する過程が分かりやすく描かれていました
彼のように被害者供述しかないのに犯人扱いするのは論外としても、実際には足利事件やパソコン遠隔操作事件のように、一見もっともらしい証拠がある事件は本当に危険です
弁護人ですら被疑者・被告人のことを信じてあげられなくなるおそれがあります
どんなに荒唐無稽に感じられる言い分であっても、それが起こりうる限りは、頭から否定しないことが弁護人の一番大切な仕事です
19話は、新しく仲間になったやめ検のけったいな弁護士といっしょに、心麦さんが関係者に会いに行く話
松風弁護士もようやく被疑者と打ち解けつつあり、続きが楽しみです
本作も将来ドラマ化される可能性がありますが、そのときは「イチケイ」と違って、ちゃんと冤罪の闇を描いた真面目な内容にしてほしいですね
スレッズの方もよろしくお願いします