今年最初の刑事事件は、駅構内での盗撮事案でした
以前も別の被疑者が同じ駅構内で盗撮した事案を担当したのですが、そのときは検察官が勾留請求をしないという的確な判断をしてくれました
今回は、その事件よりもよい事情が揃っていたにもかかわらず、今度の検察官は勾留請求を強行
裁判官が的確な判断に基づいて勾留請求を却下してくれましたが、1日余計に身柄拘束されたわけですから、その点では納得できません
犯罪はしっかり処罰されなければなりませんが、そのために必要でない身柄拘束はしてはならないのです
最新の司法統計では、勾留請求の却下率は５％です
もちろん、勾留の要件がばっちり備わっている事件ではそもそも却下されるわけありませんから、弁護人が要件を十分に争いうる事件の中での却下率はもっと高いと思います
とはいえ、一昨年は２件、昨年も２件で勾留請求却下をいただいているところ、今年も早速勾留請求却下ですので、私の実績はかなり良好なのではないでしょうか
今年も幸先の良いスタートを切ることができました
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