大下宇陀児さんの「偽悪病患者」を読みました
日本探偵小説草創期に江戸川乱歩などと並び称された方だそうですが、これまで存じ上げませんでした
トリックがメインの作風ではなく、嫉妬やコンプレックスなど人間の心理に焦点を当てた作品が多かったのですが、なかなか読み応えがありました
形式的にも、冒頭の表題作は兄と妹の往復書簡スタイルがうまくはまっていました
即時的なやりとりが可能な現代では成り立たないわけで、味がありますね
大下宇陀児さんの「偽悪病患者」を読みました
日本探偵小説草創期に江戸川乱歩などと並び称された方だそうですが、これまで存じ上げませんでした
トリックがメインの作風ではなく、嫉妬やコンプレックスなど人間の心理に焦点を当てた作品が多かったのですが、なかなか読み応えがありました
形式的にも、冒頭の表題作は兄と妹の往復書簡スタイルがうまくはまっていました
即時的なやりとりが可能な現代では成り立たないわけで、味がありますね