トマトスープ/天幕のジャードゥーガル | 弁護士宇都宮隆展の徒然日記

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くにたち法律事務所@吉祥寺 東京大学法学部卒 東京弁護士会所属(35489) レアルマドリー・ボクシング・小説・マンガ・音楽・アート・旅行・猫などが中心のブログです

トマトスープさんの「天幕のジャードゥーガル」第1巻まで読みました

 

「このマンガがすごい2023」のオンナ編第1位に輝いた作品です


主人公の少女シタラは、奴隷としてイラン東部の都市トゥースに連れてこられます


学者の夫を亡くしたばかりのファーティマが主人となりますが、彼女は息子のムハンマドともども最先端の書物をみせて教育を施してくれ、シタラは充実した日々を過ごします


しかし、そんな毎日はモンゴル軍の侵略によってあっけなく終わります


トゥースはチンギスハンの第四皇子トルイの行軍により陥落し、シタラは長い長い距離をモンゴルまで連れて行かれ、トルイの妃に仕えることになるのです


まるで絵本のようなマンガっぽくない絵柄が特徴的なのですが、それがアジアを舞台とした歴史物にすごくよくマッチしています


ムハンマドにほのかな恋心を抱くシタラを描いて読者をときめかせておきながら、第1幕のラストでいきなり突き放してくるところも素晴らしい


まさに1位にふさわしい作品で、続きが早くも楽しみです

 

 

 

 

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