押見修造さんの「おかえりアリス」を既刊第5巻まで一気読みしました
有名な作家さんですが、これまで読んだことがなく、今回は藤本タツキさんが面白いと紹介されていたことがきっかけです
中学校1年生の亀川洋平、室田慧、三谷結衣の3人は幼なじみなのですが、洋平は結衣が好きで、結衣は慧が好きという状況
結衣が慧に告白をしたところを洋平がみてしまったことから、ギクシャクした関係に陥りますが、夏休みの間に慧が両親の仕事の関係で引っ越したことでいったんリセットされます
高校生になった洋平と結衣は同じクラスになりますが、なんとそこへとんでもない美少女の姿をした慧もやってきます
何があったのか、慧は「男を降りたけど、女の子になるつもりもない」と言います
もともと慧は洋平のことが好きだったようで、改めて洋平と慧が急接近しますが、結衣にとっては面白くありません
結衣は女の武器を最大限に使って、自分を選ぼうとしなかった慧から洋平を取り上げようとします
結衣は男という性を憎む気持ちを抱えながら洋平を支配していくのですが、洋平はずっと結衣のことが好きだっただけに、いいように振り回されて、せっかく心も身体も許せる関係になれそうだった慧との板挟みに
思春期の嵐が吹き荒れる展開なのですが、設定がとても生かされていて、非常に惹きつけられます
まだまだ先が楽しみです