薬丸岳さんの「刑事弁護人」を読みました
女性警察官が客としてプライベートでホストの部屋を訪ね、彼を酒瓶で撲って死亡させる事件が発生
正当防衛が主張されるが、どうやらホストに弱みを握られていたようで、状況証拠は非常に不利
2人の弁護人はいかにしてこの状況を打破するのか
それぞれの弁護人の背景事情をしっかり設定しているところや、法律面での監修に手を抜いていないところなどは評価できます
ただ、全体的に手堅すぎて面白みに欠けてしまった感じ
特に公判のシーンが退屈すぎて厳しい
裁判員サイドに少しでもスポットを当てたら違いが出たかもしれませんが、それはそれで構成が難しくなってしまうのかな