雫井脩介/クロコダイル・ティアーズ | 弁護士宇都宮隆展の徒然日記

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くにたち法律事務所@吉祥寺 東京大学法学部卒 東京弁護士会所属(35489) レアルマドリー・ボクシング・小説・マンガ・音楽・アート・旅行・猫などが中心のブログです

雫井脩介さんの「クロコダイル・ティアーズ」を読みました


クロコダイル・ティアーズとは、英語で嘘泣きのことなんですね


舞台は鎌倉の老舗陶磁器店


現在の店主貞彦の息子である康平は、店の跡継ぎとしては順調に成長していたものの、その妻である想代子にDVをしている雰囲気が


DV野郎は殺害されても読者に爽快感しか与えない存在ですから、その後の展開を楽しみにしていたところ、サクッと想代子が昔交際していた男性に刺殺されます


その後も、貞彦の周りでは不審な出来事が立て続けに起こります


果たして想代子は希代の毒婦なのか?


「まあ、こういう締め方になりますよね」というラストはともかく、そこに至るまでの空気の不穏さがとても楽しめました


 


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