潮谷験/あらゆる薔薇のために | 弁護士宇都宮隆展の徒然日記

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くにたち法律事務所@吉祥寺 東京大学法学部卒 東京弁護士会所属(35489) レアルマドリー・ボクシング・小説・マンガ・音楽・アート・旅行・猫などが中心のブログです

潮谷験さんの「あらゆる薔薇のために」を読みました

 

オスロ昏睡病の治療を受けると意識を取り戻すかわりに、体のどこかに薔薇のような肉芽が生じるという設定の下で、この治療法を確立した医師と薔薇の秘密を探っていた患者が殺害されます

 

被害に遭った患者は、「薔薇持ち」同士がお互いの薔薇を接触させると不思議な幻覚をみるということをたまたま発見しており、様々な患者たちに接触しては密かにその謎を探求していたのです

 

他方で、医師の方は、まだその秘密に気がついていなかった様子

 

そのうち、最初の犠牲者から秘密を明かされていた患者たちが連続して殺害されます

 

果たして誰がなんのためにそのような行動に出ているのか

 

 

うーん、設定は面白くなりそうなのですが、個人的には乗り切れませんでした

 

犯人もすぐにピンときてしまうし、ホワイダニットだって、特殊設定を設けてしまえば何でもありになってしまう感じで面白みを覚えませんでした

  

「進撃の巨人」みたいなのもちょっとなあ