せきやてつじ/寿エンパイア | 弁護士宇都宮隆展の徒然日記

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くにたち法律事務所@吉祥寺 東京大学法学部卒 東京弁護士会所属(35489) レアルマドリー・ボクシング・小説・マンガ・音楽・アート・旅行・猫などが中心のブログです

せきやてつじさんの「寿エンパイア」を最新第109話まで一気に読みました

 

主人公の松田湧吾はハワイで生まれ育ったのですが、幼いころに日本で寿司職人をしていたらしい母親を亡くしています

 

その母親は、かつて隅田川のほとりに本店を構える超有名店華山に勤務しており、現在の代表者と恋仲であったのですが、謎のトラブルがあって日本を去ったということになっています

 

そのため、湧吾には日本に行かないようにという言葉を遺していたのですが、華山の代表者はすっと彼女のことを探しており、たまたまハワイに旅行に来ていた代表者の右腕的人物の孫娘が湧吾の寿司を食べたところから、湧吾が発見されてしまいます

 

そして、ついには日本の華山で寿司の修業をすることになります

 

代表者自身は湧吾が自分の息子であることを知っており、代表者の現在の妻もそれを知って湧吾を追い出しにかかります

 

さらには、妻の連れ子で代表を継ぐと噂されている凄腕寿司職人である華山雅も、ずっと代表者である義父の背中を追いかけてきたところに、急に本当の息子が登場することになったため、湧吾を憎み、潰しにかかります

 

雅に命じられたたたき上げの職人からひどいパワハラを受けてしまう湧吾でしたが、若手職人の登竜門である大会に出場して、その職人に勝つことによって、道が開けます

 

ところが、今度は代表者の妻の陰謀で、青梅の山奥にある華山ブランドの寿司工場に仲間と一緒に飛ばされてしまいます

 

そこでも持ち前の太陽のような明るさで道を切り開き、ついには日本全国から一流の寿司職人が参加する大会に出場することに

 

登場するキャラクターの多くが非常に魅力的で、特に本来は悪役である金沢店の児島さんが素晴らしく、彼の人気があるというのも頷けます

 

また、出てくる寿司はどれも美味しそうですし、独創的な寿司にも目を惹かれます

 

特に、IT企業で活躍して大富豪になった盛山さんが技術の粋を極めた機械で作る「未来寿司」はぶっとんでいました

 

料理バトル自体がとても面白く描かれていますし、それだけでなく母の謎や華山の後継者争いなども絡んできて、物語も充実しているので、これは続きが非常に楽しみです

 

毎週水曜日の更新が待ちきれないですね