サメが泳ぎ回る血の池地獄のようなイドでジョン・ウォーカーに対峙する鳴瓢
隙をついてサメに乗った本堂町さんが奇襲をかけますが(サメに乗って空を飛ぶのはもはや定番的表現ですね)、ジョン・ウォーカーの身体は欠損してもすぐに修復されてしまいます
そこで、ジョン・ウォーカーの帽子を奪って、ふくだのイドへ
追ってきたジョン・ウォーカーは、第1話での初登場シーンと同じように椅子に座って余裕しゃくしゃくでしたが、鳴瓢も第1話と同じくバラバラになっていた左腕でロケットパンチ
第1話での設定がここでしっかりいきてきました
さらに、左腕によって椅子にくぎ付けにした状態で、明かされる罠
ふくだのバラバラのイドでは、頭に穴の開いた者にしかみえないのですが、実はジョン・ウォーカーが座っていたのはコックピットだったのです
ジョン・ウォーカーはイドの中のイドに投入されてしまい、自分自身のイドの中から永遠に殺人鬼たちを操ろうという彼の目論見は灰燼に帰すこととなりました
他方で、現実の世界では百貴氏が飛鳥井さんのところに行こうと悪戦苦闘
意識を失い、死にかけながらも、何とか彼女の元にたどりつきます
最近は外国の怖い夢まで入り込んでくるようになってきたと告げる飛鳥井さんは、百貴氏に銃で自分を撃ってほしいとお願いします
断られた飛鳥井さんが自分に向けて引き金を引くも、最初から弾は抜いてありました
絶望した飛鳥井さんが、自分は函に戻るべきなんだ、そうすれば誰かの役には立つし、と言うのがとても切ない
百貴氏も、必ずいつか誰かが救ってくれるから待っていてほしいという言葉しかかけてあげることができません
そんな中で鳴瓢の意識と一瞬の邂逅を果たした飛鳥井さんは、信じて待ちますといって函の中で自ら再び眠りにつきました
それによって現実世界は元に戻り、鳴瓢と本堂町さんもイドから無事排出されます
ふくだが亡くなっていたのをみた本堂町さんのセリフがとてもうまい
そして、最後の最後に「俺の名前はサカイド」、ちょっとためてから「名探偵だ」で締めるところも最高でした
本作は抜群のストーリーを実に見事にアニメが支えていて、本当に面白かった
普段ほとんどアニメはみないのですが、やはりアニメにはアニメの良さがあるものですね