北山猛邦さんの「千年図書館」を読みました
5つの短編からなる短編集で、すべて最後の1行に工夫を凝らした形式の作品で統一されています
個人的には最後の「さかさま少女のためのピアノソナタ」が好きですね
絶対に弾いてはいけないとされた曲の秘密は、演奏中だけ時が止まること
高校の音楽室で主人公がこれを弾き始める直前に、たまたま屋上から女子生徒が身投げをします
空中で静止したままの彼女と窓越しに会話ができてしまうのですが、主人公が弾き終われば、時が動き出して彼女は地面に激突してしまう!
果たして主人公がとった行動とは?
独創的なアイデアに満足しました
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