呉勝浩さんの「スワン」を読みました
埼玉県のショッピングセンターで、銃の乱射による無差別殺人事件が起きます
女子高校生の主人公は、友だちに呼び出されてショッピングセンターにきており、犯人が次々と殺人を犯し、最後にスカイラウンジで自分を撃って自殺する場面に遭遇します
彼女を呼び出した友だちはその時に右目を失い、辺りも屍累々の状況だったにもかかわらず、主人公は全くの無傷ですみました
しかし、犯人が犯行をネットで一部を実況中継していたこともあって、主人公はネットリンチの餌食となります
その日スカイラウンジで本当に起こったこととは?
遺族の1人が雇った弁護士が関係者を集めて聞き取りをしていくという設定で、ずっと思わせぶりな感じのまま進行していくために、どんなオチが待っているのか楽しみに読んでいったのですが、残念ながら普通の展開でした
登場人物のキャラクターがみななじみにくくて、なんとなく物語に入り込めませんでしたね