デビュー作ながらあらゆる賞を総なめにした前作(2017-12-15)の後だけに大注目の作品でしたが、一発屋で終わらないクオリティは十分にありました
シリーズものにしたのも良かったのかもしれませんね
本作もクローズドサークルもので、完璧な未来予知能力者が「2日以内に男女2人ずつ4人が死ぬ」と予言した状況が描かれます
このブログで何度か触れているように、古畑任三郎シリーズにおける沢口靖子さんのエピソードはフィクションの極みといえますが、それに似たテイストを持った作品といえるでしょう
とにかくフェアで素直な語り口のため、かなりの部分は読んでいてすぐにわかってしまうのですが、それでもラストの大技には気持ちよく騙されました(この点もヒントはしっかり示されています)
早くも次作が楽しみです
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