いくえみ綾さんの「おやすみカラスまた来てね。」を第1巻から第2巻まで読みました
舞台は「波よ聞いてくれ」(2017-02-07・2017-09-29)と同じ札幌で、主人公は24歳で自分に自信のない男性
自分を変えてみたくてパブで働いていた際に飲みすぎで体調を崩したため、当時付きあっていた女性にヒモのような状態で甘えていたところ、ついに別れを切り出されてしまいます
悲観して訪れたバーで、主人公は年配の落ち着いたバーテンダーの接客を受け、そこで働きたいと願い出ます
翌日に再度バーを訪れると実はバーテンダーは1週間ほど前に亡くなっていて、店も廃業の予定とのこと
しかし、バーテンダーの娘が前日の話を聞いて、ぜひ店を継いでほしいということになり、結局主人公はそこで娘といっしょに働き始めます
というわけで、元カノ、先代の娘、出入りの花屋の娘、近所の格上女性バーテンダーという4人の女性と主人公のやり取りが繰り広げられていきます
元カノはサバサバしていながらも暖かいタイプ、先代の娘はクールでつかみどころのないタイプ、花屋の娘はかわいくてちょっと腹黒タイプ、女性バーテンダーはしっかりしていて職業意識の高いタイプと四者四様で、いくえみさんの人物造形を楽しむことができます
まずは花屋の娘と接近するも、優柔不断な主人公とは結局うまくいかず
今後の展開が楽しみです
あと、本作に限らず、舞台が東京じゃないのって、それだけでどこか惹かれるところがありますね
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