スマパンっぽいある意味綺麗系のイントロからスタートさせつつ、お約束のホルモン節がすぐに始まりました
もっとも1曲目の冒頭から今までのホルモンとは違う、王道すぎるというか、作りすぎたというか、悪い意味でかっこよすぎる雰囲気が立ち込めてきて不安になりました
今回は歌詞カードも超ゴージャス版になっていて、マンガあり対談ありで、あまり良い意味でなく渾身の力を込めて、「いまだに中2スピリット持ってます」ってことを一生懸命伝えようとしてくれています
そんなことはさりげなく(?)今まで十分に伝えてきてくれたし、その程度が一番いいバランスだったんじゃないかと思います
そんなわけで今回の付属の歌詞カード類は、残念ながら個人的にはどうしても受け入れられない感じでした
とはいえ楽曲はやはりさすがの一言
1曲目も十分素晴らしいですし、軽くブルーハーツのカヴァーをはさんで進む2曲目以降については、すでに発表済みの曲はもちろん、純然たる新曲もすべて素晴らしいできです
ただ、このバンドには尋常ならざる期待をしてしまうが故に、どうしても厳しめの意見になってしまいます
通常レベルにおいては十二分に満足したことに間違いはありませんが、どことなく漂うなんとなく浮っついた雰囲気から、メンバーがリッチになりすぎたか年を取りすぎたのかもしれないという恐怖心を、今回感じるところがありました
もちろんこんなことは絶対杞憂に決まっているので、そういう細かいケチは、ぜひとも次作で吹き飛ばしてほしいと思います!
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