平成22年から平成24年にかけて「小説すばる」で発表された10の短編を収録した作品集です
平山さんの作風は、悪夢的設定の下、かなりグロい表現が施されるのですが、下品ではなく、想像力にあふれた世界観が繰り広げられるところに美点があります(2012-02-13、2012-03-03
、2012-03-06)
ただ、当たり外れの振幅も大きいようで、本作はほとんどハズレでした・・・
想像力にかけた手なりで書かれた作品は、ただ雑で下品なだけのものとなってしまい、かなり残念な結果となってしまいます
本作では、最後に収録された表題作と最後から3番目に収録された作品がまあまあだったので、ぎりぎり満足はできました
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