東村アキコ/主に泣いてます | 弁護士宇都宮隆展の徒然日記

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くにたち法律事務所@吉祥寺 東京大学法学部卒 東京弁護士会所属(35489) レアルマドリー・ボクシング・小説・マンガ・音楽・アート・旅行・猫などが中心のブログです

2010-03-04 の当ブログで触れた東村アキコさんの「主に泣いてます」


これまで明らかになっていた設定で、腑に落ちないことが3点ありました


第1に、一般の男性は泉さんに接するとベロベロに惚れてしまうため、泉さんは周囲に迷惑をかけないように男性を避けているという設定ですが、なぜ青山教授のことは避けずに不倫関係にまで至っているのか?


第2に、おそらく青山教授は他の男性と異なり、前後不覚状態になっていない設定と思われるが、なぜ意識を正常に保っていられるのか?


第3に、なぜ赤松くんは意識を正常に保っていられるのか?


以上の疑問は、今週号で概ね解決されました


第1の点は、「青山教授の絵の中に、ようやく泉さんが自分の居場所を見つけられたと思ったから」ということでした


なかなかユニークな設定です


第2の点は、おそらく「青山教授が探求している芸術上の美を泉さんに見出しており、それが他の男性と異なっている」ということでしょうね


第3の点は、「うまくやらないと美大の単位が危ないから」ということではないでしょう


それだけの理由で意識を保っていられるレベルではないという設定なのですから


この点については、まだ方向性は定まっていないとみるのが正しいのかもしれませんが、青山教授と同じ理由という方向で処理するしかないのかな?


今後の楽しみです


なお、青山教授と泉さんの出会いについて、「村上春樹か!」という作中ツッコミがなされていましたが、いくらなんでも村上春樹の世界ではないでしょう


村上春樹「的」なものですらないし、ここだけは解せませんでした