「公認会計士VS特捜検察」(細野祐二著・日経BP社)を一気に読了
これは小説ではなく、有価証券報告書虚偽記載で第一審・第二審を通じて有罪とされた著者(公認会計士)による反論の書です
上記事件は現在上告中とのことですから、本書はまさにリアルタイムのできごとを映したものといえます
全体的に刑事法や会計に関する専門用語が頻出しますが、本書の性質上これはやむをえないところでしょうし、著者の文章自体のわかりやすさのおかげか、一般的な読み物としても十分とっつきやすく書かれています
特に、第1部における検事調べの様子は、法曹業界では「常識」に属することとはいえ、裁判員裁判時代の幕開けを目前に控え、「常識」を知らない方は必読です!!
本書は昨年の11月に発売されたものですが、今年の6月と8月にそれぞれ同一著者による新刊がでているようです
早速明日にでも購入して読む予定です