こんにちは、うつのみや歯科です
今回はフッ素についてです
むし歯を防ぐ「フッ素」の働き
フッ素には、エナメル質の修復促進、歯質強化、菌の働きを弱めるなど、むし歯の発生を防ぐ効果があり、むし歯予防に有効です。
フッ素はどのように働くのか
3つの働きで、ムシ歯の発生と進行を防ぎます。
●エナメル質の修復を促進
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。
●歯の質を強化
歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、ムシ歯への抵抗力を高めます。
●菌の働きを弱める
ムシ歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。
※14歳以上は2㎝以上が目安です。
フッ素配合ハミガキ剤の注意点
年齢によってフッ素配合ハミガキ剤の使用量の目安は異なります。
●歯磨き後のすすぎ
10~15mlの水を口に含み、1回程度すすぐことがおすすめです。口の中により多くのフッ素が残り、むし歯の予防に効果的に働きます。
(予防歯科から生まれたクリニカ参照)
歯科医院と自宅でのフッ素の違いは、歯科医院で行う高濃度フッ素では歯を強くし、自宅で行う低濃度のフッ素では、むし歯になりかかったところを再石灰化によって治すという違いがあります。そのため、歯科医院に定期的にフッ素塗布してもらうことも大切なことです。
歯科衛生士 池田