今回はお薬の違いについてのお話です。

 

「錠剤は飲めるけど、カプセルは無理」や、「粉のお薬は飲めない」といった声を時々聞きますダッシュ

粉薬と錠剤の違いは分かりやすいですが、錠剤とカプセルの違いは何でしょうか??この違いはなぜ必要なのでしょうか?

簡単に言うと、薬が意図した場所で、意図した形で吸収されるようにするためです。

人間の体には食べたものを消化する消化液があります。例えば、腸で吸収されるまでそのままの状態でいてほしい薬が胃液と反応して別の物になってしまうこともあります。このような場合、他の物質で包んでおけば胃液と混ざることなく腸まで薬が届きます。

錠剤の利点は1回分が分かりやすく、持ち運びがしやすい点です。カプセルの利点のひとつは熱に弱い薬品を入れることが出来る点です。錠剤は薬を固める際、熱を加えます。薬によっては熱を加えると性質が変わってしまうものもあり、こういう時はカプセルとして処方されます。

 

お薬には形態の他にも分量や用法など様々な違いがあります。処方されたお薬について疑問のある方は医師や歯科医師、そして薬剤師さんに質問してみて下さい爆  笑飛び出すハート