ろう孔についてのお話

 

歯科でのろう孔とは歯茎やお口の周りに出来る『できもの』を指します!!

歯の周りの炎症が長引くと次第に歯の周りの骨が溶けて膿が貯まっていきます。そして、骨の一番外側まで溶けて、骨に穴が開くと、骨の中にあった膿が粘膜や皮膚の下に貯まってできるできものがろう孔です。

ろう孔ができた時点で症状はひと段落していることもありますが、歯への刺激や体調によって痛みが出てくることがあります。

 

ろう孔は骨の中に原因がある病変です。治すにはいくつかの方法があります。

原因の歯に穴を開け、歯の神経が通っている穴を通してお薬を入れる方法は、根管治療と呼ばれています。

他にも歯茎を切って骨に穴を開けて直接細菌を除去する方法や、抜歯などの方法があります。

これらの治療法の中から患者さんや病変の状態を考慮した上で、患者さんの同意のもと、実際に治療をしていく事になります。状況によっては歯を抜く以外の治療法がない場合もありますし、根管治療を行った場合でも後に再発や歯の破折によって歯を抜くことになる可能性があります。

 

発見が早いほど、歯を残せる可能性や予後が良くなる可能性は高くなります爆  笑

歯茎のできものを見つけた場合は、早めに歯科を受診してくださいキラキラ