こんにちは、広島市安佐北区で歯科医院をしています。

うつのみや歯科です。

 

今回は味覚と食品添加物についてです。

 

「食べたものの味がしない」「味が薄い気がする」などと感じる味覚障害の方が増えているそうです。

20年前に比べると倍近くになっていると言われています。

高齢者のみならず、若い人にも広がっています。

 

味覚障害は様々な原因が考えられますが

今回は食品添加物について考えてみます。

 

各国の食品添加物の数を紹介します。

アメリカ  133種

ドイツ   64種

フランス  32種

イギリス  21種

日本    1500種

 

日本は桁違いに多く使用されています。

 

中でもインスタントラーメンなどによく使われるリン酸塩

ハムやチーズ、かまぼこに使われるポリリン酸

漬物などに使われるフィチン酸

味の素に代表されるグルタミン酸ナトリウム

 

は、亜鉛の吸収を阻害したり過剰に排泄したりします。

 

この亜鉛が味蕾(みらい)という舌や上顎にある味を感じる器官に必要なのです。

 

食品添加物に触れる機会が多いと、味覚異常を起こしやすくなります。

味覚異常を起こすと味が薄く感じられ、ますます濃い味付けを求めてしまいます。

高血圧

がん

心臓病や脳卒中

といった病気になります。

 

食品は生鮮食料品を求め自分で調理していただきましょう

また、加工食品を買うときは必ず裏側を確認し、添加物が一つでも少ない方を選びましょう。

 

「食べ物はなるべく選ぶようにする」その心がけで、助かる命もあります。

 

美味しく食事をいただくことは、人生の楽しみでもあります。

まずは、自分から。

そして、家族や友人へと

食事の大切さを伝えていけたらよいですね。

 

 

 

参考文献

「40代から食べるなら、どっち⁉」 渡辺雄二著 サンクチュアリ出版

「ガンになりたくなければコンビニ食をやめろ!」吉野敏明著 青林堂

 

歯科医師  宇都宮 晶子