岡山県北に4基となる伊達冠石のお墓が誕生ー
2月24日に津山市にて伊達冠石の自然石碑地上納骨型を建てさて頂きました
伊達冠石は宮城県産で日本を代表する国産材であり、イサム・ノグチが愛した世界でも有名な銘石です
昨年の12月1日伊達冠石が弊社に入荷してから黙々と弊社工場で加工をしてまいりました。
文字彫り作業は2月上旬からスタートして今日の日を迎えました
約3ヶ月弊社の工場で丁寧に仕上げてきましたので、愛着も湧いておりました。
そのおかげもありまして今回も自信作の伊達冠石の自然石碑となりました
『絆』の文字はこの度も書家の三鬼宗山様に書いていただき、弊社の伝統の文字彫り技術と融合して力強く躍動感のある彫刻に仕上がりました。
弊社の文字彫り職人は習字の有段者が文字彫りをするため、他社には真似ができない、文字の奥行きがあります!!ただ、深く彫るのではく強弱を付けています
文字ごとに彫り方も変わるので職人の技術が試されます
やはり、伊達冠石の石肌の黄色と中の黒檀色の部分のコントラストが抜群です。
5年ほどで黒檀色の部分は鉄錆色に変化していきます。
それまではまだ未完成なので、変化を楽しめるのも伊達冠石の良さであり、侘び寂びの世界を感じられます。
お客様と作り上げることのできる究極の石だと私は思います♫
石の硬さも間違いなく日本でもトップクラスです!
墓所での工事は昨年の12月下旬に巻石工事と墓石の基礎工事まではしておりました。
そして、本日無事に工事を完了する事ができました。
施工時には免震パッド『礎』と耐震ボンドストロングガムを使用して棹石と中台にはφ22mmステンレス丸棒を差込耐震対策もバッチリです!
伊達冠石は水磨き(艶消し・マット仕上げ)で仕上げているため、質感も抜群で雰囲気のあるお墓となりました。
お客様に書体を選んで頂き、位置なども決めて頂きました。
全てが上手く調和した、素晴らしいお墓となりました。
この度も施主様、ご家族の皆様には大切なお墓を弊社に任せていただき感謝申し上げます。
今、思い返すと施主様との最初の打ち合わせでは他の国産材などで形は洋墓を使用して建てる事を検討されていました。
2019岡山県美術展覧会 彫刻部門 題名『CUBE(キューブ)』【岡山市長・ギャラリー賞(W受賞)】
伊達冠石の彫刻作品を私も沢山作ってきました。
やはり、石を実際にノミではつり、叩き、削って、研磨して、加工してこそ石は語れると思います。
弊社は全国でも1割程に満たない自社加工でお墓を作る石材店となってしまいましたが、これからも石を加工する事を大切にして石工としての技術を継承していく事、石の良さをお客様に伝えれる、本物の石材店として精進して参ります。
伊達冠石は見れば見るほど惚れ惚れする人を惹きつける魅力がある素晴らしい石だと思います。
そのような素晴らしい石を扱える事ができるのも非常に嬉しく、またプレッシャーでもありますがこれからも日々、より良いお墓が作れるように技術に磨きを掛け日々精進してまいります。
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