園長のつぶやき【新年度が始まりました】 | 美しの森幼稚園のブログ

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子どもたちの園生活の様子を写真とともにお楽しみ下さい。

コメントを頂けると励みになります。ただ、あくまでも保育が主体になりますので、コメントに対する返信は控えさせていただきます。

NO.38


【新年度が始まりました】



 平成26年度がスタートしています。

入園式から、天候に恵まれて、年少さんも園庭での外遊びを楽しむこと

ができて助かりました。

年少さんは、初めてお母さんと離れる淋しさや不安な気持ちで

一杯です。その気持ちを外遊び=自然が優しく受け止めて子どもたちの

遊びの相手をしてくれます。

中には、もうしっかりと遊びこめている子もいて逞しいばかりです。

また、先生を頼りにしながら、ダンゴムシや草や砂に興味を引かれて

気が紛れて淋しさを忘れている子もいます。毎日の少しずつの経験を

通して、子どもたちは、幼稚園生活に適応していきます。

「遊び」が大事な要素です。




 子どもが「遊びこむ」ことは、大人で言えば“学問をする”ことと

同じと考えられています。 

 昨年、ブログに紹介したエピソード、どろだんごづくりを3年間で

極めた女児のお話しを思い出します。どろだんごづくりは、泥の性質を

知り、どのようなプロセスで光る泥団子を作るか試行錯誤の連続です。

創造力や思考力、子どもたちは自分の持てる力をすべて使って夢中で

遊びこんでいます。このような経験の積み重ねが子どもを成長させる

原動力になるのです。子供の育ちには、「遊び」が極めて重要である

ことを大人達はしっかりと認識していく必要があります。



 昨年、内田伸子・お茶ノ水女子大学名誉教授らによる調査結果が発表

されました。

『司法試験や難関大学入試の合格など、「難関突破」を経験している人

の多くが、就学前の幼児期に「遊び」を重視した育児を受けていたこと

が分かった。』(日本教育新聞より)

という大変興味深い調査結果です。

内田名誉教授によると、脳科学でもしっかりと答えが出ていて、

わくわくしながら、自主的に取り組んだことは、前頭連合野の

ワーキングメモリーに情報伝達物質が送られ、海馬が活性化する

というものです。

考える力がつき、集中力が高まるということです。

そのことから言えることは、子どもが興味を持ち、集中して遊びこめる

ような環境を大人たちが保証してあげることが重要だということです。


 美しの森幼稚園では、自然の中での遊びの経験を大切にして、

子どもの心をしっかりと聴いてつまずきを見抜き、子どもの考えが

進むための足場を用意できるよう関わっていきたいと考えています。

 園生活の様子などをブログや年長掲示板などで時折、お知らせして

いきます。

 是非引き続き、ご覧いただけたら幸いです。


 今年度もどうぞ宜しくお願いいたします。





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