先日の『旅情』に続いて、本日も「DVD持っているのに未見」シリーズの第二弾、『慕情』を取り上げてみたいと思います。

 

 初めてこの映画の音楽を聴いたのは中学三年生(1975年)のクリスマスの頃。

 我が家に初めてステレオがやって来た時、購入した2枚組レコードの映画音楽集の中に入っていました。

 

 演奏はアンドレ・コステラネッツでした。

 

 あれから何と半世紀(!)、やっと映画本編を観ることができました。

 

《物語》(wikiより抜粋)

 

 1949年、第二次大戦直後の香港。

 中国とイギリスのハーフの女医ハン・スーインは、病院勤めを続けながら、祖国である中国に帰る機会を伺っていた。スーインの夫は中国国民党の将校だったが戦死し、中国は敵である共産党に支配されつつあった。しかし、孤独なスーインは医者として中国の貧しい人々に尽すという思いに生きる希望を見出していた。

 そんな時、アメリカ人の特派員マークと知り合うスーイン。二人は恋に落ち、結婚を意識し始めた。お互いに、相手のためならば住む国は選ばない覚悟のスーインとマーク。だが、マークには別居中の妻がおり、恋人たちの関係は香港の白人社会や病院上層部にスキャンダル視された。

 離婚の話し合いが難航する中、朝鮮戦争の取材を命じられるマーク。スーインは居づらくなった病院を辞め、友人宅でマークの帰りを待ち続けた...。

 

 『旅情』と同じく、又しても既婚男性(別居中の妻がいるという設定まで同じ)と未婚女性(今回は未亡人)のラブ・ストーリーという仕立てになっています。

 

 中華人民共和国の建国(1949年)、朝鮮戦争(1950年〜)という時代を背景に、ウィリアム・ホールデンジェニファー・ジョーンズというとびっきりの美男美女が主演しています。

       

 

 ちなみにこの二人は映画『タワーリング・インフェルノ』(1974年)でも共演しています(この映画も「DVD持っているのに未見」...ロードショーでは観ましたが...)。

 

 ジェニファー・ジョーンズの楚々とした美しさを思い出しながら、ここからは主題歌のカバーをお聴きいただきましょう。

 

 まずはマントヴァーニ楽団からどうぞ。

 

 アンディ・ウィリアムスナット・キング・コールの歌声をどうぞ。

 

 

 フランク・プゥルセルカラベリの演奏ものをどうぞ。

 

 

 最後は予告編の映像と共にサントラをお楽しみください。