YouTubeには思いがけない素敵なアルバム(レコード/未CD化)が沢山UPされています。
本日はアメリカのドン・コスタの1964年のアルバム『シェルブールの雨傘』を取り上げてみたいと思います。
まず驚かされたのは、A面の6曲全てが「シェルブール〜」の楽曲で構成されているということです。
映画『シェルブールの雨傘』が制作されたのが1964年ですから、このアルバムは公開直後にドン・コスタがミシェル・ルグランの楽曲に惚れ込んで録音したものと考えられます。
カトリーヌ・ドヌーヴの吹き替えを担当したダニエル・リカーリの歌声をたっぷり聴くことができるサントラ盤と聴き比べて見るのも一興でしょう。
まずはお聴きいただきましょう(華麗なオーケストレーションが素晴らしい!)。
B面にはヘンリー・マンシーニの「ディア・ハート」、アルフレッド・ニューマンの「偉大な生涯の物語」、ジョン・バリーの「007/ゴールドフィンガー」といったお馴染みの映画音楽が並んでいます。
さてドン・コスタと言えば、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」「愛をもう一度」のアレンジでも知られていますが、これらの曲の「演奏もの」を探しても見つかりませんでした。
...ということで、F.シナトラ自身がアレンジャーのドン・コスタを紹介して歌う「愛をもう一度」をお聴きいただきましょう。
そう言えば、ドン・コスタの娘のニッカ・コスタも歌手としてデビューしましたよね(日本盤も出ていました!)。
その可愛らしいその歌声を「親子共演」の映像でどうぞ。
彼女は現在もシンガーとして活躍しているようです。
最後は「シェルブールの雨傘」を映像と共にお聴きいただきましょう。
やっぱりダニエル・リカーリの歌声は絶品ですね❣️