ピエール・バルーの伝説的な郵便貯金ホール・コンサートが、40年の時を超えて初リリース。
加藤和彦・高橋幸宏・ムーンライダーズ・清水靖晃 他が参加した貴重な音源。
このアルバムは音楽プロデューサーでP.バルーを愛してやまない立川直樹氏が手がけたアルバム『ル・ポレン (花粉)』 (1982年)の発売を記念して開催されたLiveの録音ということになります。
私が初めてピエール・バルーの歌声を聴いたのは、中学3年生の時(1976年)、映画『白い恋人たち』のサントラ盤でした。
この伝説のライヴでは、何とニコル・クロワジールの歌う「キリーのテーマ」(レコード)を掛けながら、後半にP.バルーがデュエットしています。
浪人時代(1979年)、早稲田で初めて映画『男と女』を観ました(同時上映は『ラストコンサート』)。
挿入歌「愛は私たちより強く」がとても印象的で、その後サントラ盤を購入。
このライヴアルバムでは大空はるみさんとのデュエットで披露されています。
私が初めてP.バルーのLiveに行ったのが1988年。六本木の《ロマニシェッツ・カフェ》というLiveハウスでした。Live終演後、カウンター席でくつろぐP.バルーにサインと握手をしてもらいました。隣の席には宇崎竜童&阿木曜子夫妻が座っていました(映画『海へ』のプロモーション)。
その後、恵比寿のガーデンプレイスでのLive、渋谷のサラヴァでのLiveに出かけましたが、いつも飾り気のない、人懐っこい笑顔で接してくれました。
そんな彼の人柄がそっくり記録されているような、何とも素敵なLiveアルバムとなっています。それにしてもこんなにも地味な(失礼!)アルバムが良くもCD化されたものだと驚いています。
最後にアルバムタイトルとなっている「ル・ポレン(花粉)」をお聴きいただきましょう。
ちなみにこの舞台で通訳を務めている潮田敦子さんは、後にATSUKO Barouhとして終生ピエールに寄り添うこととなります。
*こちらはAmazon限定メガジャケット付きです。
*こちらは配信です。