オルネラ・ヴァノーニといえば、最近ではBS日テレの『小さな村の物語 イタリア』の主題歌に「逢いびき(L'APPUNTAMENTO)」が使用されていますね。

 

 この歌のオリジナルは、ブラジルのロベルト・カルロスエラスモ・カルロスとの共作“SENTADO A BEIRA DO CAMINHO”であるということは、以前本ブログでも取り上げたことがありました。

 

 ちなみに原詩では、去って行った女性を、泣きながら道端に座り込んで待つ男性の物語となっていますが、O.ヴァノーニのイタリア語でもほぼ同様の内容が歌われています。

 ところがこれが日本語となると、なぜか「逢いびき」となて、「道ならぬ恋」となってしまいます。金子由香利さんの歌唱で有名ですが、本日は山口恵利佳さんのしっとりとした歌声でお聴きいただきましょう(in ボンボン。ピアノはショーン星野さん)。

 

 さてここからが本題です(前置きが長くてすいません...)。

 

 O.ヴァノーニのアルバム『E Altre Storie』(CD)をやっとやっと入手しました(Discogsより)。

 

 

 

 数年前にレコードは入手し、AppleMusicでも聴くことはできるのですが、やはりどうしてもCDが欲しくて、あちらこちらと探し回っていました(およそ10年!)。

 

 まず何よりも、この曲が欲しかったのです。

 

 セルジュ・ラマ「灰色の途(Je suis malade)」のイタリア語版ですが、私は京都にあった《巴里野郎》で、Mikiさんの歌うイタリア語ヴァージョンを聴いて以来、ずっとずっとこのCDを探して求めていたのです。

 

 このアルバムからもう1曲お聴きいただきましょう。

 

 実はこの曲もロベルト・カルロスがオリジナル(“Por Amor”)なのです。

 

 日本では故村上進さんが「アラビア」のタイトルでレコーディングしました。

 本日は依田知絵美さんの歌声でお聴きいただきましょう(in ボンボン。ピアノは今野勝晴さん)。

 

 ちょうど半世紀も昔のアルバムなのに、全く古さを感じさせません! 「超」お薦めアルバムですので、Apple Music等でぜひお聴きくださいませ。