「風のささやき」との出会いは中学3年生の時。
CBSソニーから発売されていた《スティーヴ・マックィーンの全て》というアルバムであった。
演奏はパーシー・フェイス。本日はライヴ・バージョンでどうぞ(これ、CD化されないかなぁ!)
「風のささやき」は映画「華麗なる賭け」の主題歌として、1968年のアカデミー主題歌賞を受賞。
サントラ盤のライナーノーツによると、この曲は映画の全てのスコアを書き上げてから、ルグランが新たに思い浮かんだメロディーであるとのこと。劇中でマックィーン自らが操縦するグライダーが飛行する幻想的な場面で、ヴォーカルのバージョンが欲しいと望んだ監督の要望に対し、作詞家のマリリン/アラン・バーグマン夫妻が歌詞を書き、そしてノエル・ハリソンが歌ったとのことである。
この映画は、十代の頃にテレビの映画劇場で見たと思うのだが、正直、ストーリーをよく覚えていない。
このブログを書くにあたり、近所のレンタルショップをのぞいたのだが、残念ながら見当たらず。
また近いうちに見る機会があったらブログで取り上げてみたい。
ノエル・ハリソン自身の歌唱映像をどうぞ。
この曲はフランスでも大ヒットして、多くの歌手たちがフランス語でカバーしている。
まずはフリーダ・ボッカーラから。
ルアンヌも《The Voice》の中で歌っている。
カロジェロとベアトリス・マルタン(クール・ド・ピラート「海賊の心」)のデュエットでどうぞ。
彼女の映像を見るたびに、どうしてもその強烈なタトゥーに目が行ってしまう...。
ちなみに彼女は2012年(23歳)にタトゥーアーティストの男性と結婚(その後離婚、結婚、離婚...)し、一人娘の母となっている。
「風のささやき」に戻ろう。
ポール・モーリアの演奏には2種類のバージョンが存在することは、ファンの間では有名な話。
ファースト・テイクからどうぞ。
そして再録音盤(こちらが広く聴かれているバージョン)。
個人的にはカラベリ が1980年代に録音した現代風のアレンジも好みである(ポリスのアレンジャーが参加)。
最後はやっぱりルグラン自身の歌声で聴きたい。
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