何てこった! 又してもフランスからの訃報である。

 

 モラーヌ(Maurane)が57歳で亡くなってしまった。

 

 ニュースによれば、今月の7日、自宅で亡くなっているのが発見されたとのことである。

 

 私も2、3枚のアルバムを持っているが、個人的には《Les Enfoirés》の常連(1996〜2013年)として、無くてはならないメンバーの一人であった。ただここ数年は声帯の不調で参加していなかったのだが...。

 

 彼女に一体何があったのか? ニュースでは詳細について触れられていない。

 

 モラーヌを偲んで、彼女の代表的な曲を紹介させていただこう。

 

 まずはバッハのプレリュードをモチーフにした“Sur Un Prélude De Bach”をどうぞ。

 この曲は1991年に発表された《AMI OU ENNEMI》に収録されている。

 

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 続いてはララ・ファビアンとのデュエットで、“Tu Es Mon Autre”をどうぞ。

 

 

 この曲はララ・ファビアンの2001年のアルバム《Nue》に収録されている。

 

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 続いては「愛の讃歌」の熱唱をどうぞ。

 

 

 彼女の歌声は多くのミュージシャン達にも愛され、共演を果たしている。

 

 まずはアダモとのデュエットで「インシャラー」をどうぞ。

 

 

 

 そしてミシェル・ルグランとも。「シェルヴールの雨傘」をどうぞ。

 

 

 

 これから10年、20年と、ますます円熟味を増している矢先の死。

 

 最後に、彼女がこよなく愛した、同じベルギー出身のジャック・ブレルのレパートリーから、「見果てぬ夢」をどうぞ。(*これが彼女の生前の最後のライヴ映像?)

 

 

 Facebookでは多くのフランスのミュージシャンたちが、モラーヌの死を悼むメッセージを寄せている。