ちょっと季節外れではあるが、本日は「誰もいない海」を取り上げてみたい。
TVドラマ『越路吹雪物語』をご覧になられている方なら、すぐにピンと来るでしょう...。
この曲はトワ・エ・モア(芥川澄夫と白鳥英美子)のヒット曲(1970年)として広く知られている(オリコン16位)。
wikiによれば、1967年のテレビ朝日系列の『木島則夫モーニングショー』に出演していたジェリー伊藤のために書かれた歌で、作曲は越路吹雪の夫である内藤法美(つねみ)、作詞は現代詩人の山口洋子(有名な作詞家の山口洋子とは別人)。
この歌を最初に録音したのはシャンソン歌手の大木康子さんだった(1968年)。
トワ・エ・モアと同じ日に越路吹雪もシングル盤として発売(オリコン92位)。
トワ・エ・モア盤も大好きなのだが、この越路吹雪の迫力といったら!!
《越路吹雪物語》では、越路吹雪が夫である内藤法美の作曲したこの歌が、トワ・エ・モアの歌唱で大ヒットしたことを大喜びするシーンがあったが、この映像で越路吹雪の背後に控えるのが内藤法美だろうか...?
遅れてジェリー伊藤も1971年にレコーディングしたとのことであるが、音源が見つからず...。
こんな人です...(ちなみにジェリー藤尾ではありません)。
実は手許に、『永遠の越路吹雪〜日生劇場リサイタル’70』というDVDがある。
まさに現在、ドラマで同時進行している日生劇場のリサイタルである。
「指揮・ピアノ・音楽構成・編曲:内藤法美、構成・演出:浅利慶太」とクレジットされているのが、妙に嬉しくなってしまう。
そのDVDのオープニング(越路吹雪のナレーションと共に)とエンディング(字幕と共に)を飾るのが、内藤法美作曲の「誰もいない海」なのである。
日生劇場ライヴは『越路吹雪物語』が完結したら、改めて記事として取り上げてみたい。
《越路吹雪物語》をご覧になられている方は、是非本物の越路吹雪のパフォーマンスを、このDVDをご覧ください。
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