27日(土曜日)上京。

 友人Kとの待ち合わせまで小一時間ほどあったので、久しぶりに黒田記念館へ。

 ここは国立博物館の別館として、黒田清輝の作品が展示されている。

 以前は夏の期間は作品の貸し出し等で閉館されていたのだが、近年は国立博物館と同様の休館日となっているとのことである。

 あれ? 

 こんなところに《上島珈琲店》が...と思って通り過ぎると、「東京藝術大学」の正門前へ。

 戻ってみるとありました。

 何と、通りに面した1,2階が上島珈琲で、奥に入ると黒田記念館という複雑(?)な構造に。

 常設展は無料(寄付金ボックスあり)。

 《湖畔》や《読書》といった有名作品の展示はないが、若かりし頃の油彩画やスケッチなどをゆっくりと鑑賞できた。

 せっかくだからと上島珈琲でブレンドコーヒーとジャマイカンラムボール。

 通りに面したテラスでゆったりとした時間と空間に浸る...何とも至福の時。

 藝大の《奏楽堂》は改修工事中で見学できず。

 上野大仏、清水寺、彰義隊碑と回って、西郷隆盛像で友人Kと合流。

 上野公園をKと歩くなんて、まるで漱石の「こころ」のようだ...。

 さて、目的のライブスペース《Qui》はビルの4階にあった。

 1,2階を《御蒲焼・旬菜料理 亀屋》が占めている。

 「鰻重ライブ」のカラクリがわかった。

 まずは運ばれてきた上等な鰻重と生ビールで乾杯。

 不忍池を眺めながら、しばしのシャンソン談義。

 ライブは14時に開演。

 オープニングはこの曲でスタート。

 

 その後の「別れのサンバ」までの4曲はブラジリアンテイストたっぷりのナンバー。

 オリジナル、ポップス等、軽妙なトークを交えてのおよそ2時間(途中休憩あり)。

 その見事なギターテクニックと良く通る美声に酔いしれた。

 特に印象に残った曲をあげておこう。

 まずは「黒の舟歌」

 

 友人Kが、この歌を最初に歌ったのは野坂昭如と教えてくれた。

 野坂昭如はシャンソン歌手としての名前「クロード野坂」という名前を持っているとのこと。

 もう1曲はやはりこの曲をどうぞ。

 

 アンコールはこの曲。

 NHKラジオ《深夜便》のテーマ「夜はやさし」をどうぞ。

 

 
 

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