海外でアニメは合法で無料で見れる | まんがオランダ生活★ミッフィーの街で起業&国際結婚

海外でアニメは合法で無料で見れる

もしかしたら視聴不可能な国が他にもあるかもしれないが、とりあえずここでは「海外」と記しておく。

 

「ネットでアニメの無料視聴」と聞くと、日本では「違法」というイメージが沸く人が多いが、実は違う。

クランチロールというアメリカの会社が、合法でかなりの数のアニメを配信していて、現在日本で放映中のものはほとんど見れる。しかしなぜか日本からは視聴できない。詳細はウィキぺで。 https://ja.wikipedia.org/wiki/Crunchyroll

 

ただし日本と同時進行で視聴できるのは有料会員である。無料会員は一週間遅れで視聴できる。

新旧合わせてかなりの数のアニメがそろっているので「西岸海洋性気候の地域に住んでいて、秋冬が毎日天気が悪くて外に出る気にならない」「留学生でお金がないので日本の有料サービスは無理」という人には、大変ありがたいだろう。レベルの高いアニメは、アニメファンではなくても見てて大変面白い。

 

クランチロールはここ http://www.crunchyroll.com/

日本国外在住の人には大量のラインナップにびっくりするだろう。テレ東アニメは網羅。進撃の巨人3まで見れる。ジョジョや銀魂、その他ジャンプ系も豊富。日本からだと「お住まいの地域では御覧になれません」的な物がでてくるだろう。

 

さて無料で合法で大量のアニメが見れてしまうのは、海外在住者にとって大変ありがたい。

しかし難点は海外のアニメファン、特に欧米では「アニメは無料」という認識が根付いてしまい、海外収益というものが日本に殆ど届かない、という現状がある。こっちの若い人は日本人に比べ物欲がめっきり少ない。

単純な図式で、

個性の尊重されてる国→人と比べない→人と同じものを持たなくてよい→購買競争がない→だから買わない。

そのうえ、

福利厚生で40%から60%引き(西欧、北欧)→親がくれるお小遣いは限られてる→なので若い子はお金がないのが普通→社会人になっても、若い頃から大量買いの習慣がないので爆買いはしない。

そしてLINEスタンプのような仮想空間の物にお金を費やすという人も滅多にいない。いい例が、アメーバピグの海外版のアメーバピコの撤退だ。てかLINEやってる人滅多にいない。

 

海外収益というものが無きに等しいという実例がワンピースである。下記記事を参考に。

https://heikinnenshu.jp/creative/oda.html

ここでの注目点は、海外収益である。31億円の年収のうち海外収益が2億円。

「2億円すごいじゃん」と言いたいところだが、つまり約0.6%。世界中であんなに流行っているのに、0.6%なのである。

欧米のアニメイベントに高い経費をかけて参加し、泣いて帰る方が後を絶たないのは、こういった基礎的な理由を知らなかったからだろう。前も言ったが、日本ではお花畑な欧米情報が多すぎる。

基礎的な理由を知ってる人達は、最近は中国などに活路を見出す傾向があるようだ。ようするに「物を買う」という意欲がある人がいる国々だ。中国は今やスポンサー力が高い。オランダの中等教育でも「将来ビジネスに役立つから」という理由で、中国語を選択科目に取り入れる学校もあるほどだ。大学も日本語学科より中国語学科の方が人気がある。

 

話をクランチロールに戻します。

クランチロールも有料会員制度もあるが、「何も最新のものを見なくても、一週間たてば無料で見れるからいいじゃん」という人の方が多い。

こちらの子達と話してみると、最新に執着するより、口コミで広まったものを吟味して後でネットでまとめ見する、という傾向がある。なので結構日本から半年遅れくらい、早くて2、3か月遅れで広まったりすることが多い。ジョジョなんかは数年かけてじわじわ広がった。これも最新が見れる有料会員に執着がない理由のうちの一つだ。

 

というわけで、秋冬になったら悪天候がデフォルトになるので、クランチロール様のお世話になろう。ちなみに現在は幼女戦記視聴中である。