東大教授への軌跡~世界的な物理学者へ~【仮面浪人からの東大合格】 -2ページ目

東大教授への軌跡~世界的な物理学者へ~【仮面浪人からの東大合格】

研究者を目指す東大院博士2年のブログ。首都大学東京理工学系物理学コースで仮面浪人し、2011年4月東京大学理科一類に合格。2015年3月に理学部物理学科を卒業。次なる目標は博士 (理学) を取得し、研究者への道を歩むことです。内容は仮面浪人、受験勉強、大学生活など。

新学期が始まり、いよいよ本郷キャンパスでの生活が始まりました。

いろいろと書きたいこともありますが、まずは質問の回答から行きたいと思います。


突然すいません地学選択の東大受験生です。
本番と模試で地学の点数がどれくらい取れたのか教えてもらえませんか? 参考にしたいので
蛇足ですが僕は40点取る気で勉強しています。


秋の駿台実戦、河合塾オープンともに29、本番では27でした。
問題の難易度は本番の方が簡単で、私もすべての問題に解答しましたが、この点数でした。
地学は記述問題が多い分、採点官によっては厳しく採点されるというのを頭に入れておいてください。
なお理三を目指すのであれば50点を目標に、理科で合計90点以上が一つの目安かと思います。

もう一人筆問された方がいますが、それはのちほど回答します。
お久しぶりですね。
理物に入ってからの半年間、いろいろ試行錯誤しましたが、明日のテストでとりあえず今学期分はひと段落しそうです。

先月は私立受験に始まり、国公立の前期日程も終了しました。
今年は予備校の仕事をしていた関係で2月は休みがほとんど取れませんでした。
国公立を受験した皆さんは結果待ちですね。
果報は寝て待てといえど、後期日程にも出願した人はもうひと頑張り。前期が終わった時点でほとんどの人は燃え尽きてしまうので、ここがチャンスです。前期で合格していれば申し分ないですが。

てなわけで明日テストなので勉強します。

P.S.
近々テレビに出演します。
東大前期の難関、進学振り分け、通称進振りが終わりまして...

なんとか理学部物理学科への進学が決まりました。
点数的にはぎりぎりでしたが、運も実力のうちということでこれからもがんばっていきたいと思います。

ちなみに先ほど「東京大学理学部物理学科」でググってみると、10番以内にこのブログが表示されるのですね。恐ろしい。

今度は仮面浪人についてですね。

ちょっと相談というか、お聞きしたいのですがよろしいでしょうか。私は立教で仮面浪人して東京外大を目指しているのですが、やはり誰かひとりの教授にくらいは仮面のことを伝えておいた方がよいのでしょうか。ただ、伝えて否定的にとられてしまったら今後やっていき辛い気がしてしまうのです…。大学の友人にもまだ伝えておらず、今のところ伝えたのは親と親友のみです。伝えたひとたちには幸運にも、応援してくれています。
突然すみませんでした。もしよろしければご意見をお教えください。

多くの方がカミングアウトするか悩むそうですが、僕なりの意見を書いておこうと思います。

まず、教授に言うべきかについてですが、これはあまり重要でないです。
首都大の物理学コースでは4人の学生に2人の教授が担任として面談をしてくれます。これくらい学生と教授の距離が近ければ、教授に言うのもありかと思います。特に教授陣は、その学生がさらに上を目指した方がいいと判断した場合には応援してくれると思うからです。首都大でも東大出身の教授が結構いたので、その方々に東大に行くといって反対されるわけがないという魂胆がありました。
でも今回は外語大ですし、研究レベルとして立教とそれほど変わりない・むしろ立教のほうが上という場合もあるでしょう。その場合は言わない方がいいと思います。

そもそも教授に言うよりは、まず教務課に他大学受験の手続きについてきちんと相談しておいた方が良いと思います。
退学手続きには一か月ほどかかる場合がほとんどですが、国公立前期の合格発表から新学期まで一か月ありませんので、退学手続きを円滑に進めるためです。首都大では、入試に落ちたからと言って、連絡すれば勝手に退学にはならないようになっていましたので、教務課ときちんと意思疎通を図ることが後々の手続きのために重要です。もし教務課に申し出る段階で担当教授の許可がいると言われたら、その時点で相談しに行けばよいのではないでしょうか。

さて友人へのカミングアウトですが、これはあなたに後ろめたさがあるかどうかではないでしょうか。
周りのみんなが一生懸命勉強して入った大学を抜けるということに後ろめたさを感じるかもしれませんが、それは仮面浪人にとって一番の障壁であると僕は思います。
僕的にはこそこそ仮面浪人するっていうのはかなり精神的につらいと思うので、迷っているなら言うべきかもしれません。
実際僕の周りには、後期日程で入学して、首都大は第一志望でなかった人も多くいました。また純粋に浪人して入学してきた人もいました。そういう人たちからはかなり好意的に受けとめられたように思います。
結果として僕が仮面浪人していることは物理学コース全員の知るところとなったようですが、僕が関わった人たちで、否定的な意見を言ったのは、物理の授業の院生TAだけでしたし、彼も、一年生を二度やるくらいなら、首都大は教授との距離も近くて、自主ゼミもできるし、周りのレベルが低い分、レベルが高い人はいろいろと権利を使えるといった、僕のことを考えての発言でした。むしろ、仮面浪人する僕のことを単純に嫌う人がいれば、それは僕自身を嫌っているのであって、仮面していようがしていまいが付き合いは浅かったと思います。

周りの雰囲気がどうかわかりませんが、できるならカミングアウトして、正々堂々としているべきだと思います。もし落ちたとしても、それが笑い話にできるくらいにしておくべきだと思います。僕も落ちてたら来年もよろしくとまわりにはよく言っていました。
もっとも、落ちたらまわりにどう説明したらいいだろうかなんて迷っているメンタルでは、センター試験までに受験をあきらめていると思います。
仮面すると決めたからには、強気で、身の回りのすべてを利用する勢いで頑張ってください。




二件質問をいただいたので、こちらに回答します。

まず地学の質問から

他の記事を拝見させていただいて地学受験をなさった事がわかり、僕も地学で受験をしようと思っているので(独学で)、地学をどうやって(どのような参考書、本で)勉強していたのか教えていただけますか?また独学で東大の地学受験自体は点が取れないという意味で良くはないのでしょうか?東大を地学で受験なさった方のご意見・ご感想をお聞きしたいです。よろしくお願いします

僕は地学を選んだ理由として、
東大の理科は150分で二科目解凍する、そして二科目の時間配分は自由。
さらに僕は物理がそこそこ得意で、化学は計算に時間がかかり、得点もそれに見合ったものではありませんでした。東大の地学は計算よりも知識や記述が中心で、化学と同じ点数と取るために必要な時間が化学よりも少なくて済むと考えたからです。
物理により時間をかけて、地学もそこそこ点数を取り、理科の底上げをはかろうという策でした。
結果としてその作戦はそれなりに効果があったと思います。
しかし以前にも書いたとおり、問題の難易度の割に、採点が厳しいといった印象です。

使用した本は啓林館のセンサー地学、地学の新研究、地学図表と全国入試正解(旺文社ではなく、くぬぎ出版)です。
センサー地学と図表は必須です。あと一応文科省指定教科書も買いましたが、あまり使用しませんでした。
センサー地学は学販専用なので、解答付をヤフオクにて購入しました。

地学の勉強は意外に大変でした。覚える量もそれなりにありますが、やはり気象や地質など、自然現象を扱いますので、それらの基本原理を抑えないと記述問題で歯が立ちません。
基本原理は地学の新研究や図表に書いてあることもありますが、書いてないことも多く、ネットで調べたりもしました。
僕は物理と化学が既習でしたので、コリオリ力やラクマン旋流など理解がしやすかったですが、未修ならさらに厳しいことは覚悟しておいてください。

とはいえ、台風の発生から地震まで、高校理科の中ではかなり身近なものを扱う分野だと思いますので、非常に楽しいと思います。興味があるならそれほど難しい教科ではないと思います。

仮面浪人についての回答は後ほど。