やっと書けます。ブログのタイトルにもなっている「ロング&スロー」の「スロー」について。
スローとは何か?という事なんだけど、これは「スローライフ」や「スローフード」など、耳にする機会が増えてきた言葉の事。(感度の高い人はもう聞き飽きてる言葉かもしれませんが…)
スローカルチャーという言い方やスロームーブメント(スロー運動)などと言ったりもします。
(ちなみにスローライフとは和製英語で海外では通じません。海外ではスローリビングという言い方をします。リビングは「住む」「暮らす」という意味なのですが、日本でリビングというと家の「居間」を思い浮かべる人が多いので、スローライフという言い方を作って、そっちの方が定着したのだと思われます)
では、スローライフとは何ぞや。という事なのですが、みんなが思っているイメージとして、「スロー」という響きから「ゆっくりした暮らし」とか「のんびりした暮らし」という風に考えている人が多いと思います。
Wikipediaでは下記の様な言葉が載っています。
大量生産・高速型のライフスタイルに対して、ゆっくりした暮らしを提案するもの。
田舎のおじいちゃんおばあちゃんみたいな暮らし。と思っている人も多いかもしれません!
ですが、、、
これは違います。これではスローライフを直訳したにすぎません。本質はそこではありません。
じゃあ「丁寧なくらし」という事なのか?
これも違います。ニアイコールです。同じようでいて、ちょっと違う。
「丁寧なくらし」には時間の概念が含まれていないと僕は思います。
「丁寧」はとても大切な事ですが、「より丁寧に、より早く」という言葉(みんなも仕事で言われた事があるかもしれない上司が大好きなこの言葉!笑)が、少し含まれていたりするのかなと思います。(実践しようとした時に思いました)
「そんな事できるわけないだろ!」って思って横のおばちゃんをチラッと見ると「で、で、できてる!!」ってなるバイト初日のあの感じ笑
人に言われてやるのは嫌だけど、自発的にやるのは最高に気分がいい「丁寧にやる」という事。
「経験と知恵と工夫」で時間を短縮する事もできるという、職人業にも近い所作だったりが含まれているのかな?と思います。
(キビキビやテキパキというオノマトペがありますが、まさにコレ!)
「丁寧なくらし」とは、
「みんなでより良い暮らしができるように成長しよう!」という事かもしれません。
そしてこれができるようにならないとカリスマ主婦の「丁寧なくらし」はできません。ゆっくりやっていたらとても一日でやるべき仕事が終わりません。
経験や所作を身につける事で素早く正確に、より丁寧できるようになるという「積み重ね」の大切さ。そういった事が「丁寧なくらし」の本質なのだと思います。
「丁寧な暮らし」イコール「スローライフ」という事ではありません。
じゃあスローライフって何? (←やっと本題来た!)
ゆっくりでも駄目、丁寧でもちょっと違う、じゃあなんなの?
ずばり、スローライフとは、暮らしに「緩急」をつける事です!
メリハリという言い方でもいいかもしれません。モハメド・アリ的に、「蝶のように舞い蜂のように刺す」という言い方をしてもいいのかもしれません。(さすがに違うか…)
wikiの「大量生産・高速型のライフスタイルに対して、ゆっくりした暮らしを提案する」
この「ゆっくりした暮らしの提案」の答えが「緩急」です。つまり、速いところでは速く、ゆっくりする所でゆっくりする。これがスローライフです。
TEDでカールオノレイさんという方がスローについて、すばらしいスピーチをしています。これはぜひ見るべき動画です。
「自分の時間を作る事。それを楽しむ事。その為の時間を作る事。」全部をゆっくりやれと言うわけではありません。ゆっくり楽しむ時間を作る事が大切なんだという事です。
そして、そんな事を考えているとき、ピコーンとひらめいたのですが、
私たちが普段からやっているスローライフな事が一つありました!
それは「飲み会」です!
どんなに忙しく、あくせく働いている人も飲み会は別ですよね。
「今日は飲み会だから帰りが遅くなるよ」と、「遅くなる」という事を最初から想定しています。これは「飲み会に時間をかけますよ」と言っているわけです。スローですね〜。
というかのんびりしたいから飲み会をするという事でもありますよね。
「飲み会で何してたの?ビール3杯、焼酎2杯?そんなの30分で飲めるでしょ!」
という発想にはならないわけです。
「今日は飲み会があるな。速く仕事を終わらせて飲み会に参加しよう」これがスローライフの考え方だと思います。(←さっきから飲み会の例えでスローを語っている事に異論がある人はいるだろうな笑)
仕事を調整してゆっくりするための時間を作る。そしてその時間をゆっくり使う。また仕事に戻る。そしてまたゆっくりする時間を作る。この繰り返しがスローライフです。
飲み会という例えでしたが、それが別の物、読書だったり、キャンプだったり、料理だったり、そういった色々な趣味で「自分で作った時間」を楽しむ事が大切です。
この作った時間で何をするか?何を考えるか?ここがスローライフの醍醐味ですね。この部分に色々なアイデアや可能性があると思います。
この他にも、ガーデニングだったり、DIYだったり、コーヒーを淹れるだったり、パンを作るだったり、梅酒をつくるだったり、ぬか床や、あとはそうだな〜… レコードを聴くなんてのもありですね〜。
自分の趣味を生かして、アイデア次第で色々な事ができますね。
「仕事や家事で消耗しない時間を作ったら、あなたはなにをやりますか?」
なんども書きますが、カール・オノレイ「スローの勧め」、これはぜひ見てほしい。スローについておもしろおかしく学べます。(Youtubeじゃないからここに脹れないけども〜)
現代社会は大量生産、高速型の社会です。この考え方で日本は成長したし、世界はより便利になってきました。それはこれからも続く事でしょう。ですが、緩急の「急」だけで進んでいく社会はもう終わりです。限界です。
今、ファミレスやコンビニが次々に24時間営業をやめている。というニュースを見た事がある人多いと思いますが、僕は「折り返し地点に来たな」と思いました。限界まできたんだなと様々なニュースや出来事を見聞きしていて思います。
僕たち日本人は一つ、とても「スロー」の考え方にピッタリな言葉を知っています。
「急がば回れ」
北欧ではスローを取り入れる事で「子供の学力、労働の生産性、国の幸せ度」そういった事のすべてがより良くなっていっています。スローを取り入れる事ができない社会は徐々に失速していってしまうという、皮肉な事がおこっています。
今後、自分たちの生活を維持していく為にはどうしたらいいのか。みんなで考えなければ行けない所に僕たちは来ています。
スローライフについてもそうですが、僕たちを取り巻く環境や社会。そういった事すべてをしっかりと考えていきたし、考えなければいけないと思います。
すっごく長くなってしまいましたが、ここで書いた事はこのブログを読んでもらう為にはとても大切な事だったので、書きました。スッキリ!
もちろんスローに関してはこれだけではありません。
以前参加させていただいたkinfolkのギャザリング(山梨)。この会に行った事が僕がスローを意識すきっかけの一つになったと思います。(もう一つは地元長野の友達かな?) この会で出会った人、事、行った場所、すべてが勉強になりました。
そして今、地方でも都心でも、こういった思いで頑張りたいという人が増えていると思います。それがだんだんと大きくなって、いつか文化になればいいなと思っています。そして僕もそんな中で頑張っていきたい。そう思っています。
次は「ロング&スロー」のロングについてですね。
書いたらこの記事からも飛べるようにリンクを貼りたいと思います。
長々とご清聴ありがとうございました。涙!
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