トロント大学での留学を振り返って | ノッティンガム大学留学記 Experience at University of Nottingham

ノッティンガム大学留学記 Experience at University of Nottingham

旧トロント大学留学期(2012-2013)/現ノッティンガム大学院留学記(2015-現在)

こんにちは。本当に久しぶりに記事を更新します。
今の今まで期末考査で記事を更新出来ませんでした…しかし、それも今日でお終い!同時にトロント大学での留学も終了しました。
最後の環境経済学の期末試験はちょっとやってしまった感がありますが、過ぎてしまったものは仕方なし。開き直って次に(機会があれば)活かしたいと思います(笑)

さて、ついにこの内容を書くことになってしまいました、「留学を振り返って」。
今この記事を書いているのが信じられないくらいに一年はあっという間に過ぎてしまいました。トロント大学に来たのがつい1週間前のように感じます。
前の「幸福とは」の記事でも書きましたが、ここトロント大学での一年を通しての感じたことは「井の中の蛙大海を知らず」。
本当に毎日が学問的、知識的刺激に満ちていました。そして自分がまだまだだということも周りの友達からも、偶然出会った人からも感じさせられた一年でありました。
井の中の蛙を感じてしまえば、モチベーションが下がってしまうのではないかという恐れもありましたが、全然そんなことはありませんでした。「まだまだ出来る、自分を高められる」、そんな風に感じて嬉しい自分が個人的に少々意外でした。
ここトロント大学を選んだ理由としては、もちろん名門ということもあるのですが、まずは「苦労をすること」という理由が大きかったように思います。
期待通り、苦しい思いをすることが結構ありました。
しかし、その苦労というのは私に取って絶対に必要な物でした。打ちのめされるという意味でも、自分をもう一段高めるためにも。
アメとムチではありませんが、甘い思いばかりしていては自分が腐ってしまうような気がしていました。それだけは絶対に避けたかった。
自分のためにも、そして留学を経済的に大きく支えてくれている家族のためにも自分が腐るわけにはいかない。そして大学というおそらく人生でただ一度許された自分への投資期間を決して無駄にしたくなかったのです。
そして自分の知的好奇心のためにもトロント大学に留学することを決めたのでした。

結果は、上に書いた通り良い影響、経験を自分に与えることが出来たと思っています。
同時に自分はやはり勉強していたいという思い、知識を蓄えることに史上の悦び(字が違う?笑)を得る人間であるということを再確認出来ました。
しかしそれとは別にある一つの考えも強くなりました。これは前から少しだけ考えとしてあったのですが、人に何かを「教える」ということにとても興味を持った自分が出来た気がします。これは経済学などを友人に教えたりしたことによって明確になった気がします。人にわかってもらった時はとても嬉しいものです。英語であろうが経済であろうが数学であろうが政治であろうが、「教える」ということに関しては非常に思い責任が伴い、また教えられる人の3倍はそのことについてわかっていなければなりません。
この3倍云々の話は過去の記事に書いた覚えがあるので省略しますが、知識を吸収することも好きであり、同時に他の人と共有することも好きであるということをこの留学で自覚しました。真剣にこのことについては就活や大学院進学とともにこれから考えて行きたいと思います。
しかし、この留学の経験の肝、「井の中の蛙大海を知らず」は私に取っての人生の金言になったような気がします。私も人間なのでいつもこの考えを忘れないということはないとは思います。しかしせめて、驕り高ぶることなく、限界を定めず、井の中に住もうとも大海を知り、その大海に思いを馳せる蛙でありたいと思います。

ここまで支えてくれた友人、家族と亡くなった祖父に感謝の意を込めて、トロント大学留学記の最後の備忘録としてここに記しておきたいと思います。

2013年4月26日 トロント大学ロバーツ図書館にて

皆様、良い一日をお過ごしください。

えび